ワークショップ「朝食は和食?洋食?」

新聞読解「国語も『トリセツ』重視?」

以下、記事の要約です。

「トリセツ」がブームだという。取り扱い説明書を略した言葉だ。そこにあるのは「説明」と「対策」だ。より役に立つこと、実用的なことに走る現代の特徴を表している。
国語教育も、それと共振している。2022年度から実施される高校に新学習指導要領では、「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探求」に再編成した。
文章を論理的、実用的なものと、感性や情緒に訴えるものに区別した格好だ。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 文章の読解にも説明書が必要となってくると、逆に混乱を招く可能性もあるのでは。
  • 困った時に勇気をもらえるのが文芸や音楽というのは共感できた。
  • 人の気持ちを理解するためにも、古典などに触れる機会も必要だと思う。
  • 読解力が弱いとこれからの時代AIに負けてしまうのだなと思った。

これからの時代は読解力が必要とのことです。文章を読んで説明する力をリスタートの読解講座で養っていきましょう!

ワークショップ「朝食は和食洋食どちらがいいか」

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「朝食は和食洋食どちらがいいか」です。

利用者さんの回答

洋食がよいと考えました。

まず、日中元気に過ごすため、栄養バランスや腹持ちが論点になりました。

しかし議論していると、栄養バランスも腹持ちも、組み合わせ次第で補えるのではということになりました。

もう一つの論点として、朝は忙しいので手軽なほうがいい、というものがありました。

和食では準備や洗い物に時間がかかり、起床時刻を早めなければなりません。

一方洋食は、短時間に準備や食事が済みます。

このため、朝食に適しているのは洋食なのではと結論しました。

スタッフのコメント

「和食派の方に質問なのですが」など、対する意見を引き出す発言があり、これは議論を盛り上げるよい心がけでした。

また、栄養バランス、時短という二つの論点がありましたが、この場合はどちらのデメリットがつぶしにくいか、というのを考えるのが有効です。

デメリットをカバーしやすい意見のほうが、意見がまとまりやすい傾向があります。

次回以降も使えるテクニックですので、覚えておきたいですね。

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