認知行動療法講座「スキーマ」/就活対策 実践編「PREP法/食事に関するビジネスマナー」

新聞読解「注文・会計、待ち時間『ゼロ』」

以下、記事の要約です。

注文から会計まで定員いらず。「マクドナルド」や「すき家」など大手外食チェーンは、来店客が自身のスマートフォンで注文や会計を済ませる仕組みを導入し始めた。
利用者は待ち時間のストレスを軽減され、店舗は利用者の動向の把握や人手の削減が見込める。ポイント還元制度で広がるスマホ決済が外食企業店舗運営を大きく変えようとしている。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • これを利用するにはキャッシュレスが前提になるなと感じた。
  • 待ち時間の短縮は便利だと思う。
  • 待っている間にできることもあるので、短縮ばかりに目がいっている気がする。
  • ピザ屋のオンラインオーダーの影響もあるのかなと感じた。

待ち時間を減らせるのはいいことですが、余白も楽しめるような余裕を持ちたいですね!

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

前回は、「スキーマ」というものについて紹介しました。

スキーマとは、どのような自動思考が浮かぶのかを決める大本となる「思い込み」です。

今回は、そんなスキーマを修正する方法について考えました。

スキーマを修正する

コラム法を使って自動思考を修正し、適応的思考を見つけることは、多くの場面で役立ちます。

しかし、特定の場面で浮かんだ自動思考には対処できても、また別の場面で辛くなってしまうこともありますし、その度に対処していかなくてはいけません。

自動思考が浮かぶ大本の原因であるスキーマを修正すれば、マイナスの感情を引き起こす自動思考そのものを抑制することができます。

スキーマを修正するための方法はいろいろとあるのですが、まず最初に取り組むこととして以下の2つが挙げられます。

①スキーマ通りに行動しないと、どうなると自分が考えているかを書き出す。

スキーマとは、自分の「思い込み」です。

これまでに培ってきた経験から作られた、「このように生きなければいけない」という人生観のようなものですが、それはあくまで自分の考えであり、すべての人間に共通するものではありません。

自分を苦しめているスキーマから逃れる第一歩は、「こうしなければいけない」という思い込みから外れた行動をとると、どのような恐ろしいことが起きると思っているのかを明確にすることです。

漠然とした「良くないことが起こる」というイメージを、何が起きるのかを予想し、具体的にしてみてください。

そして、実際にスキーマにそぐわない行動をとった時に起こることと照らし合わせてみるのです。

②自分がよくする行動の中から、スキーマに反する行動や態度を取り出す。

自分を苦しめているスキーマは、ほとんどの場合、「失敗してはいけない」「嫌われてはいけない」など、非常に極端なことを要求しています。

しかし、これを実生活の中で満たし続けるのは不可能と言っていいでしょう。

そのため、自分のここ最近の生活を振り返ると、すでにスキーマにそぐわない行動が含まれている場合も多くあります。

もしもそのような行動が見つかったら、①で考えた、「恐ろしいこと」が起きているのかどうか、考えてみてください。

普段何気なくやっている行動とスキーマが矛盾していたとしても、特に困ったこともなく生活できているのがわかると思います。

スキーマに非現実的な面がないか考える

自分が持つスキーマに非現実的な面がないか考えるというのも有効な手段です。

例えば、「誰にでも好かれなくてはならない」というスキーマを持っていたら、非常に息苦しい毎日を過ごすことになるでしょう。

しかし、「誰にでも好かれている人」なんて、本当に実在するでしょうか?

ひとりひとり考え方が違い、合う人合わない人がある中で、「誰にでも好かれる」というのは、実は非現実的な目標であると考えることができるのです。

評価基準を書き出してみる

「自分はダメな人間だ」というスキーマを持つ人は多くいます。

では、「ダメな人間」の基準とはなんでしょうか?

仕事でミスをすること? では、仕事でミスをしたことがある人はみんな「ダメな人間」なのでしょうか?

このように他の人にも当てはまるように基準を明確にしようとすることで、スキーマが思い込みでしかないということがわかりやすくなります。

スキーマのプラス面とマイナス面を書き出す

スキーマは、何か自分にとってプラスになる理由があったからこそ作られたものであり、実は必ずプラスの側面があります。

そこで、そのスキーマに含まれるプラス面と、今自分を苦しめているマイナス面を両方書き出し、比べるという方法があります。

これは特に、スキーマを修正し、新しいスキーマを作るために役立ちます。

行動を通してスキーマに挑戦する

適応的思考と同じく、スキーマについても頭の中だけで変えようとするより、行動によって実験してみることが重要です。

アクションプランを立てて、スキーマにそぐわない行動を実際に起こし、結果を記録してみましょう。

ほかの人の様子を観察する

自分がマイナスの感情を浮かべるような状況のとき、他の人はどのように対処しているでしょうか。

スキーマが違えば、起こす行動も変わります。

他の人がやっていた行動を取り入れてみることで、自分の考え方にも幅が出てくるはずです。

就活対策 実践編「PREP法/食事に関するビジネスマナー」

リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、実践をすることで訓練をしています!

今日のテーマは、「PREP法/食事に関するビジネスマナー」についてです。

PREP法

就活対策講座では、人に説明する練習としてPREP法を行っています。

今日は、「あなた動物にたとえると?」をテーマに考えて発表を行いました!

主張・理由・実例と分けて、説明をすることで相手に納得感を持ってもらうことができます。

今日良かった点としては、相手に想像させるような描写や表現の仕方をしている方が何名かいらっしゃってところです。

相手に想像しやすくするよう表現することを「ビジュアライゼーション」と言います。

数字や場面、ストーリーを一部用いて相手に情景を思い浮かべやすくする手法のことです。

皆さんで簡単にできることとしては、数字や具体的な場所などを説明に用いることが挙げられます。

こういったテクニックを使いこなせるようになると、格段に相手への説明が上手になります。

少しずつ自分の説明力を鍛えていきましょう!

食事に関するビジネスマナー

社会人にとって食事のマナーは、場合によってはその人の評価に関わってくる大切なものです。また、人間性にも関わってくるテーマでもあります。

職場によっては、昼食を一緒にとるところもありますし、歓送迎会など会食の場面もあります。

仕事をしっかりと行っていても、食事一つで評価が下がってしまうのはもったいないことです。就労をする前に、食事マナーの基本を学んでおきましょう。

食事マナーでの考え方としてのポイントは、「周りの人に不快な思いをさせないで落ち着いて食事する」ことです。

今日は講義と、皆さんが思う不快な点を挙げて頂きまとめを行いました!

以下3点について確認しました。
①音について
②はしの使い方
③その他

①の音については、下記のような点です。
・クチャクチャと噛む音(咀嚼音)
・スープをズルズルとすする音
・食器がカチャカチャふれる音
・げっぷやくしゃみ、鼻をかむ音
・極端に大きな声

②の箸の使い方について
・寄せ箸(器の中で箸を入れてそのまま引き寄せる)
・ねぶり箸(箸の先を舐める)
・ちぎり箸(箸を1本ずつ両手に持って料理をちぎる)
・迷い箸(どれを食べようかと、器の上で箸をあちこち動かす)
・刺し箸(料理に箸を突き、刺して口に運ぶ)

③その他
・食器に顏を近づけない
・食事中にタバコを吸わない
・姿勢良く食事ができているか
・髪の毛を必要以上に触っていないか
・左にご飯、真ん中におかず、右にお味噌汁を配置できているか
・食事中は席を立たない(急を要することがある場合は除く)
・ひじをついて食べている

上記のような基本をチェックしながら進めていきました。

仕事や生活を円滑に進めるためにも、マナーを身に着けていきましょう!