土曜プログラム『いいことノート』

土曜プログラム

ゴールデンウィークは終わりましたが、リスタートは今日も開所日となっています。

今回の休日プログラムでは、「いいことノート」というものを紹介しました。

外出の自粛や生活の変化で不安や落ち込みを感じている人は、ぜひ試してみてください。

ネガティブな思い込みとポジティブな思い込み

不安やプレッシャーを感じていると、どんどんと他のことも不安に感じられたり、ネガティブに捉えやすくなったりしてしまいます。
ネガティブな気持ちが浮かぶのは、自分が物事を悪く捉えていることが原因です。
自分の周囲で起こっていることや社会の情勢を変えるのは難しいことですが、自分の受け取り方を変えることができれば、ネガティブな気持ちは浮かびづらくなっていきます。

そこで今回は、ネガティブな思い込みをポジティブな思い込みに変える「いいことノート」を紹介します。

「いいこと」を見つける

いいことノートの作り方は単純です。
その名の通り、その日にあった「いいこと」を書き出すだけです。
しかし、不安やプレッシャーを強く感じているときは、そもそも「いいこと」なんてなかった、と感じられるでしょう。
以下の点に注意することで、「いいこと」を探してみてください

①どのような出来事であれ、プラスの感情が浮かぶものであれば書き出す
例えば、「昼食が美味しかった」でも「道端に綺麗な花が咲いているのを見つけた」でも構いません。
また、例えば毎日繰り返している「ちゃんと朝起きることができた」といったものでも良いのです。
「これくらい普通のことだ」とか、「こんなのは良いことに入らない」といった”マイナス化思考”に注意しましょう。

②他者の評価だけで判断しない
何か成果を出したが、誰かにイマイチだと言われたとしましょう。
この時「イマイチだと言われたから、これはいいこととは言えない」と考える必要はありません。
他者の評価は、その人がどう思ったか、というだけであり、その成果の価値を決めるものではありません。
誰になんと言われようと、あるいは誰からも評価されなかったとしても、自分が良いと思えばそれは「いいこと」なのです。

③ポジティブな部分にフォーカスする
例えば、「仕事が終わったがミスがあった」場合、うまくいかなかったこととして捉えていませんか?
1点でもミスがあれば全体を悪いものとして考えてしまうのは”白黒思考”です。
このような場合は、「ちゃんと仕事を終えられた」というポイントを「いいこと」として書き出してください。

改善点を書く

「いいこと」が見つかったら、次にその改善点を考えます。
このとき、悪いところを振り返る「反省」にならないように注意してください。
より良い気分になるために、できることを探してみるのです。

「予定通りに仕事を終えられたのは良かったけど、ちょっと雑だったかな。次はもう少し丁寧にやってみよう」
「ちゃんと朝起きられたけど、寝るのが遅かったから眠気が残ってしまったな。次は寝る時間にも気を付けてみよう」

というように、前向きな気持ちで「~しよう」と思えることを探してみてください。

まとめ

ネガティブのスパイラルに陥るのは、物事の悪い面に目が向いてしまうからです。
意識して「いいこと」「うまくいったこと」を探すことで、自然とポジティブな面が見えるようになってきます。
不安やプレッシャーから解放されるために重要なことは、周囲の環境を変えることよりも、自分の受け取り方を変えることです。
「この世は嫌なことばかりだ」という考えも「この世はいいことだらけだ」という考えも、視点の違いであって本人にとっては事実です。
自分の生き方がラクになるように、視点をコントロールしていきましょう

 

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