就活お役立ち講座⑲「相手に伝わる話し方」

就労移行支援事業所リスタートでは、毎週月曜日就活対策講座を行っています。

就活対策講座では、ビジネスマナーや面接の練習など、就職活動をする上で必要なスキルを学んでいます。

「就活お役立ち講座」では、今まで講座で行ったものの復習や、今後必要となってくるであろうスキルについて紹介していきます。

話し方の重要性

仕事の場面では、「相手に伝わらなけらば」いくらたくさん話をしても意味はなくなってしまいます。

だらだらと話が長く何を言いたいのかわからない、聞き取りにくい、相手のことを考えたくないなどはコミュニケーション能力が低いと思われてしまいます。

相手を意識した話し方は、ビジネススキルの基本です。

特に、話す力はすぐには身につかないので普段の会話や報告・連絡・相談の場面から意識していきましょう。

聞きやすいように話す

相手が聞きやすいように話すポイントは、下記4点あります。

①伝えることを明確にする

まず、相手に伝えることを明らかにすることです。

自分が何を伝えたいのかわからない状態では、相手には伝わりません。

自分の話の要点をまとめた上で、話始めましょう。

普段の同僚への会話は頭で考えてからでもよいですが、上司や役員と話すときはあらかじめ紙にまとめるとよいです。

自分より目上の方と話すときは、緊張するので先に書いておくことで自分を和らげることもできます。

②相手の目を見て話す

次に、相手の目を見ることも大事です。

違う方向を見たり、目を伏せたまま話すと伝えたいという意志を相手に十分に見せることができません。

相手の目を見ながら話すことで、真剣さが伝わり、相手に内容も自然と入っていきます。

ただし、目を見てじっと話されるのを緊張してしまう人もいるので、目を見つめる時間を調整する必要があります。

そこで、目線を外す必要がありますが、まったく違う方向を見るのではなく相手の喉元や額あたりを見て、外しすぎないようにすることも大切です。

③話すスピードを相手に合わせる

話すスピードに関しては、ある程度相手に合わせるのが重要です。

相手が論理的にテキパキ話す場合は、こちらもある程度スピード感を持って話した方がいいでしょう。

逆に相手が比較手にのんびり話をしている場合は、こちらが速度を上げすぎてしまうと、相手に不快感を持たれてしまいます。

また、一般的にですが、速くはなすより少しゆっくり目で言葉をハッキリと話す方が伝わりやすいです。

自分のスピードがどのくらいか、相手に伝わっているか、意識しながら話をしましょう。

④相手の反応を見ながら話す

新しく会社に入った方など、特に職場での会話に慣れてない人は、一方的に話をしてしまいがちです。

これでは、相手は「いつまで話をするのか」とイライラしてしまいます。

そうならないためにも、相手の表情や仕草を見ながら話すことが大切です。

「一度、話をまとめた方がいいかな」と、相手の反応を見ながら会話の流れを決めることができると、心地よい話し方ができています。

まとめ

今回は、相手が聞きやすいように考えて話すことについて紹介しました。

話すこと、つまり伝えることは相手あってのことです。

自分が話をして気持ちいいかではなく、相手が話を聞いてどのように思っているかなどを考えて話をするとより良い話し方になっていきます。

すぐには話し方もうまくならないので、1日1日練習をしてスキルを磨いていきましょう!