繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~人目を気にする・周りに合わせてしまう①~
不安・不満・不幸の原因は、「他人に従う」こと
否定されるんじゃないかという不安。
自分の意見が通らない、我慢しているという不満。
他人のようにはいかない、不幸。
もしかしたら、その不安・不満・不幸は、他人目線を意識しすぎているからではないでしょうか。
他人の考え、他人目線に縛られる、世間体に縛られ、自分の考えを我慢する。
その我慢こそが、あなたを不幸にしているかもしれません。
人目を気にして生きる、ということ
他人の意見に従う
友達は、「このテレビ番組を見たほうがいい」と言う。
でも、先生や親は「見ない方がいい」と言う。
先生は「このテレビ番組は素晴らしい」と言うが、親は「これはダメだ」と言う。
人によって、相手によって、全く内容は変わります。
それなのに、相手の言い分に従って、全ての人の言い分に従うのは、無理な話です。
自分で決めずに、多数派に流れる、というのは簡単ですが、結局誰かから否定されてしまうと、右に逸れ左に逸れ、と迷走します。
自分の人生なのだから、他人の判断基準ではなく、自分で判断基準をたて、自分で目標を設定して生きないことこそ損です。
あの人の目標・判断基準を達成し、この人の目標・基準も・・・というのは、自分の人生を生きていることにはなりません。
他人からの否定は辛いものですが、全員にいい顔をするというのも無理な話です。
他人からの助言は本気ではない
相談されるのは嬉しいことだから、話を持ちかけられたら答えを出そうとしてくれるでしょう。
しかし、それは相手基準の答えです。
自分基準の答えではないのです。
だから、どんなアドバイスをしても、相手は覚えていないことだってあるでしょう。
相談されるのを面倒だと感じ、適当なことを言う人もいます。
一生懸命相談し、その答えに従おうとしても、それはこちらの基準でのアドバイスではないので、あくまで参考程度にしかならないのです。
そんな他人のアドバイスに一生をかけてしまっても、「そんなこと言ったっけ?」と言われてしまうことだってあるのです。
他人を信用するな、というわけではないのでご注意を。
判断を任せても、責任をとるのは自分
親も先生も知人も、「ああしたほうがいい」「こうしたほうがいい」とアドバイスをくれるでしょう。
しかし、そのアドバイスに任せて実行したところで、失敗をしても責任をとるのは自分です。
親の言うことに従って生きていても、その結果が出るまで生きているとは限らないし、失敗したからと責任をとってもらうこともできません。
誰かに責任転嫁しようとしても、アドバイスをくれた本人は忘れているかもしれません。
他人のアドバイスは参考にはすれど、自分の判断基準にすべきではないのです。
否定されるのが怖いから
どれも、他人の発言、他人の顔色に流されています。
しかし、その結果で後悔してしまった、失敗してしまったとしても、誰にも恨みを言えるわけではありません。
いずれにしても、自分の選択、自分の判断に自信がないからなのです。
人目を気にしてしまうというのは、自分に自信がないから。
否定されるのが怖いから、自分の意見を言えないのです。
失敗したらどうしようと考えて、他人に判断をあおぎますが、行動の結果の責任は、自分にしかとれません。
正確に導いてくれる他人というのも、存在しないでしょう。
自分の人生、他人に任せてしまいたくはないですね。
そんな人でも、自分で考え行動できるようになるための方法があります。
次回は、その方法についてお伝えしていきます。