繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~友人関係① 「友」とは~
悩みの多い「友人関係」
- 友達がいない。相談できる人がいない。
- 友達が少ないのが悩み・・・友達を増やしたい。
- 友人関係のトラブルに振り回される・・・
職場や学校の問題はもちろん、私たちの悩みの種は友人関係にもたくさんあります。
友達がいない、友達が少ない、友達ができない・・・
はたまた、友達に振り回されて疲れてしまう、SNSでの問題・・・
この機会に、友人関係について考えて、悩みやトラブルを解決しましょう。
あなたには「友人」はいますか?
「親友」「友人」
周囲にいる全員と仲良くしなくてはいけないし、たくさん友達が必要。
そう思いこんでいませんか?
それは、子供の頃、「みんな友達」 とか、「100人」 とか言われて育ってきたからです。
しかし、私たちの性格・趣味・環境によって数は変わるし、何より時間も有限です。
知り合った全員と深く付き合うことは無理なので、私たちは自然と友達・親友にあたる人物を選ばなくてはなりません。
職場・クラスに40人いたら、ほとんどがどうでもいい人、3人が友達、1人が親友、といったくらいで問題ないのです。
友達とは、悩みを相談できる人、楽しさを共感できる人。
親友はその中でも、何かが起きたら真っ先に知らせたい人、知らせてほしい人で、自分にとってはなくてはならない人です。
大人になると友達はできにくくなりますが、職場に相談できる相手がいれば大丈夫。
大半を占める「どうでもいい人」やたまにいる「嫌な人」と無理をして付き合う必要はありません。
「みんな友達」 「友達100人」 というのは、あくまで友達の大切さを教えるためのものです。
相談できる相手がいると
心を共有できる親友、友達と一緒なら、食事や共通の趣味も、一人でやるよりも楽しむことができます。
楽しみを共有し、さらに絆も深まるものです。
最近は「一人焼肉」「一人旅行」など、おひとりさま文化も広まっていますが、友達と一緒のほうが楽しめるという人が多数です。
また、困ったときのストレスも激減します。
何よりも相談できるということが一番。
相談する相手がいない、誰にも相談できない、という人は一人で抱え込み、結果精神を病んでしまいます。
実際、精神科を受診したり、カウンセリングを求めたりする人の大半が 「話せる相手が欲しい人」。
医師やカウンセラーに話しただけで楽になれた、という人が多いのです。
一緒に楽しめる。
話せる、話を聞いてもらえる。
そういう相手が一人でもいるだけで、人生が豊かに、幸せになるのです。
全員である必要はない
周囲にいる10人を「好き」 「どうしても苦手」 「どうしても苦手というわけではない」という3段階で書き出してみましょう。
「好き」に分類された人は、あなたにとって大切な相手で、何かが起きたら相談できる相手でしょう。
そういう相手と、共通の楽しみを見出し、仲を深めましょう。
「どうしても苦手」な人とは、無理をして付き合う必要はありません。
「どうしても苦手なわけではない」という人とも、無理をして仲良くなる必要はないのです。
堅い絆、厚い信頼
知り合いが500人いたとしたら、親友は5人ほどだそうです。
親友とは、楽しいことを共有できる相手で、困り事を相談し合える相手。
先ほど書き出した10人のうち、たった1人でもよいのです。
10人のうち上位の人と、楽しみを共有し、関係を向上させましょう。
下位の人ほど、エネルギーを割くことはないのです。
上位のたった数人とだけですが、お互いの信頼を高め、絆を深めればよいのです。