紹介!コミュニケーションのテクニック ⑰ ~あまり話さない相手と2人きりになったときは~
紹介!コミュニケーションのテクニック
就労移行支援事業所 リスタート では、毎週月曜日にワークショップを、火曜日にはコミュニケーションプログラムをやっています。
これらは、社会で生きていく上で避けて通れない「対人関係」を円滑にするため、「コミュニケーションに慣れる」ことを目的としたプログラムです。
ここでは、良好な人間関係を築いていくために気を付けたいコミュニケーションのテクニックを紹介していきます。
あまり話したことがない人と会話をするテクニック
プライベート、ビジネスの場面を問わず、あまり話したことがない人と2人きりになってしまうタイミングというものは出てきてしまうものです。
そんなとき、ずっと黙ったままになってしまうと気まずいというだけでなく、悪印象を抱かれてしまうこともあります。
また、相手が話しかけてくれたとしても、「はい」「いいえ」だけで回答していると会話は盛り上がりませんし、相手側はやはりあまり良い気分にはなりません。
「普段あまり話さない上司と2人きりになってしまった」という状況を例に、どのようにすればいいか考えてみましょう。
① 無難なのは相手が好きな話題
まず、無難であると言えるのは、相手が好きなことについての話題を振ることです。
例えば、「ゴルフが好きとお聞きしましたが、いつもどちらのコースを回っていらっしゃるのですか?」
といった感じでしょうか。
人は、自分に関心を持ってくれる人に対して好印象を持ちます。
そのため、「好きなものを把握してくれている」「それについての自分の話を聞いてくれている」と感じられると、自然と良い気分になるのです。
また、相手が好きなものについての話題であれば話すことより聴くことに徹することができるので、自分側の緊張も解けやすくなりますよ!
② 仕事のことについての質問
相手が上司である、という今回の例であれば、仕事について質問するのも良い方法です。
「先日の契約がうまくいった秘訣を教えてください」
といった感じですね。
勉強熱心に感じられますし、純粋に自分にとってためになる話を聞くチャンスになります。
他の場面であっても、相手が得意なことなどについて聞いてみるというのは良い方法です。
③ 家族について聞いてみる
これは、場面や相手を選ぶ話題であることには注意しなければいけません。
しかし、相手が上司で、また家族仲が良いことがわかっているのであれば問題ありません。
もしかしたら、知らなかった上司の意外な一面を知ることもできるかもしれませんよ。
④ 自己開示
相手に話を振るよりも勇気がいりますが、自分のことについて開示してみるのも良いでしょう。
人と人の関係性は、”お互いの”情報を知っていくことによって深まります。
「良く知らない相手」よりも「知っている相手」の方が親近感がわきますよね。
そこで、自分のことについて話してみることでも、良好な関係を築きやすくなります。
ただし、自己開示をする場合には、「相手との関係性」や「場所」などから、どこまでの話をしていいのか、よく考える必要があります。
あまり話したことがない相手であれば、好きなものについてなど、あまり深くない部分の話をするようにしましょう。