繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~友人関係⑤ SNSがトラブルに?~
目次
友達トラブルその2 SNSのトラブル
- 友達がいない。少ない。 友達を増やしたい。
- 友人関係のトラブル、喧嘩が怖い。
- SNSで友人に振り回される・・・
SNSでのトラブル、なんと中高年よりも若い世代のほうが多いのです。
これはどうして起こってしまうのでしょうか。
SNSは実はトラブルの原因!?
コミュニケーションの「ひとつの手段」でしかないはず
あなたは、一日にどれくらいの時間をSNSを見て過ごしていますか?
若い世代、10代・20代では、暇さえあればSNSを見ているということもあるようです。
Twitter、Facebook、Instagramと様々なSNSを、日に何度もチェックする、何度も更新をする・・・
そういった人は、SNSがコミュニケーションのメイン手段になっています。
SNSとは、あくまでコミュニケーションの手段のうちのひとつで、メインは対面でのコミュニケーションになるはずです。
しかしSNSがメインになってしまうと、対面でのコミュニケーションがおろそかになってしまうのです。
そのことで変化した距離感が、トラブルの種になっていきます。
トラブルのもとになる理由
SNSで会話をする。
スタンプを送り合い共感する。
これはコミュニケーションの大切な要素です。
しかし実はこれがトラブルのもとになります。
誰とでも同じように会話ができるSNSだからこそ、
あなたにネガティブな影響を与える友達や、優先的に付き合うべきではない友達とも、
想像以上に深い仲になることができます。
しかし、必要以上に深い仲ということにもなります。
「必要以上に深い仲」になってしまう
10人知り合いがいたら、そのうち上位の1人、多くて3人ほどが、相談できる相手で、共感、助け合いで仲を深めるべき相手。
それらの相手とは、対面でのコミュニケーションをメインに、SNSを補助コミュニケーションとして使用し仲を深めるべきです。
10人のうちその他の多数が、あなたへの中立で、ごくわずかな下位の人があなたへの敵意がある人です。
そういった人たちとも、SNSであれば簡単に会話ができ、深い仲になったように錯覚してしまいます。
これがトラブルになる原因です。
SNSをメインにして必要以上に仲良くなってしまうと、本来見るべきでなかった相手の嫌な部分が見えてきてしまいます。
自分自身も、打ち明け合える仲ではない相手に甘えてしまいます。
そういった仲では、既読スルーに文句を言われたり、SNSでの立ち回りを批判されたりということが起こるでしょう。
こうしてSNSでのトラブルが起き、友達付き合いに疲れた、友達は疲れる、とネガティブになってしまうのです。
依存しやすいものでもある
SNSというのは不特定多数の人が、共感をメインに集うことができるものです。
そのため、投稿への同意、共感、承認が簡単に集まります。
これは、人間の五大欲求である承認欲求を満たしてくれるものです。
簡単に承認欲求が満たせると、人間は依存してしまいます。
SNSでは簡単に承認欲求を満たせるために、違法行為や非常識な行動を招きます。
承認欲求というのはあって当然の欲求で、満たすことは問題がありません。
しかし簡単に満たせてしまい依存しやすいSNSは、承認欲求を満たすことが生きがいのようになってしまうのです。