繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~相手との意思疎通をはかる~
ホンネを引き出して意思疎通を
- 相手の顔色が気になる。
- 嫌われてしまうんじゃないかと思って、言えない・・・
- 相手の本音が知りたい。
- 他人の心がわかれば、困らないのに!
誰しも、相手の心がわかればストレスは減ると考えたことがあるのではないでしょうか。
心理学を用いたコミュニケーションのテクニックで、ストレスを減らしていきましょう!
相手のホンネを引き出す方法
相手を観察するということ
前回、言語情報はごくわずかしか伝わらず、残りの視覚聴覚の情報がほとんどを占めているとお話ししました。
同じ「視線を合わせてくれない」という非言語情報でも、好意的ではないと一概に判断するのは早計といえます。
何か考え事をしている、仕事をしている、といった行動の最中だったからかもしれないのです。
相手をよく観察するのが、相手の本音を読み解くキーになります。
内心が見抜かれる場合
一概に判断できないものとして、男女差に影響されるものもあります。
こちらも必ず全員に当てはまるというわけではありませんが、男女差がある傾向があるのです。
ここでもまた、苦手な人に誘われた場面を想像してみてください。
内心では 「嫌だな」 と思いつつ、
「面倒だけどOKしてみよう」 と考え、誘いを承諾したとしましょう。
その相手が女性であれば、あなたのその内心を見抜いている可能性が高まります。
あくまで傾向なので、女性は必ず見抜く・見抜く確率が高い、とか、伝わる男性が少ない、というわけではありません。
内心が伝わりにくい場合
今度は、誘いを断る場面を想像してみてください。
内心 「嫌だな」 と思っているので、
「嬉しいんだけど、予定があるからまた今度」 と断りを述べたとしましょう。
男性だった場合、「また今度誘ってみよう」と内心に触れてこない可能性が高まります。
こちらもあくまで傾向です。
男性には内心が伝わりにくい、というわけではありません。
あくまでも傾向だが、違和感があれば修正
どちらもあくまで傾向ですので、男性がこう、女性がこう、というわけではありません。
人によって、言葉にとらわれず非言語メッセージを受け取りやすいのか、
それとも態度に惑わされず言葉の真意を受け止めやすいのかが異なるということです。
非言語メッセージを受け取りやすい相手には、言葉だけではなく、態度でも伝えるようにしたほうがよいでしょう。
その相手が言語メッセージのほうを受け取りやすいと感じたら、態度や気持ちだけでは伝わらないので、説明をするようにしたほうがよいでしょう。