優しいはずが、実はパワハラかも?
ミスをしたとき、言い方は優しいのにプレッシャーがすごいというか・・・
否定されてしまうと怖いよね。
- 上司や先輩は優しい。それなのにプレッシャー。
- 期待に応えられない自分が情けない。
- 大変なときでも、大丈夫だと答えてしまう。
「どうしてミスがあるかもって事前にチェックしなかったの?」
言葉は優しいけど、部下を追いつめる発言、かなり話題になってるよ。
見えないパワハラとは
こんな経験ありませんか?
暴力、暴言、脅し・・・それらは犯罪ですのでもちろん社内ではあり得ないでしょう。
しかし見えないパワハラというものがあります。
それは実は「期待」で、思いやりの「押しつけ」が正体です。
こんな人がなりやすい!
周囲や親の期待に応えて頑張ったものの、どこかでつまづいてしまい、再び「期待に応える自分」を手に入れようと頑張る経験。
そんな人がなりやすいと言われています。
学生時代の成績が優秀だったり、仕事で一定の成果をあげてきたり。
周りの期待に応えることで評価をもらっていましたが、受験や仕事で失敗し、周囲からのNGを受けます。
周囲からの否定は自分を苦しめるもので、再び「期待に応える自分」を手に入れようと必死に頑張ります。
これは、結局は「周囲からの評価」が自分の基準になっている、つまり承認欲求が強い人なのです。
認めてもらうために、これではまだだめ、他人のルーズが許せない、常識を徹底する、と自分を厳しく律して生きてきました。
誰かに負けることによって自分の評価が下がるので、どんな点でも自分が勝たなくてはとしてしまいます。
他人の気持ちを考える余裕もないでしょう。
しかし、職場などでは、要領の良さや知性が役に立つため重宝されます。
出世し仕事は順調ですが、実は承認欲求の塊でコンプレックスだらけ・・・という人も、少なくないのです。
自覚もないし、見えるものでもない
期待にこたえ続けなければ、と自分にも他人にも厳しく、負けを許さない性格。
仕事はマジメに取り組む彼らですが、その存在は部下からしたら恐怖にもなります。
もちろん暴力暴言といったことをするタイプのパワハラではありませんし、当人たちにもパワハラをしているという自覚はありません。
これがあったら注意!
ではどんなパワハラなのかというと・・・例えば、部下が困っているとき。
ほとんどの上司であれば、部下のサポートをしたり、できるようになってほしい思いからアドバイスをします。
ところが前述のような承認欲求上司であれば、
困ること、トラブルがあるのは事前に想定して動くべき、と過去の行動を否定する・・・
事前に考えられないなら任せられない、などと責める・・・
時間外でも、気づいたタイミングで指示を飛ばす・・・
このような形になります。
口調は穏やかであっても、とにかく、困っている部下に対してプレッシャーをかけ続けるのです。
しかしそれらは決して悪意ではなく、
上司自身が 「勝たなければ」 「否定されてはいけない」 と生きてきたからこそ出る指示。
これでは部下は育たないどころか、メンタルケアが必要になり、辞めてしまうのです。