就活お役立ち講座㊽「新入社員の期間の過ごし方」

就労移行支援事業所リスタートでは、毎週月曜日就活対策講座を行っています。

就活対策講座では、ビジネスマナーや面接の練習など、就職活動をする上で必要なスキルを学んでいます。

「就活お役立ち講座」では、今まで講座で行ったものの復習や、今後必要となってくるであろうスキルについて紹介していきます。

会社と仕事に慣れていく

新入社員として働き始めると、「この会社はイメージと違った」「この人は苦手だな」などとついつい不平不満を持ってしまうことと思います。

それは、仕事ぶりにも表れてしまうものです。

また、失敗を恐れるあまり委縮してしまい、言われたことだけをするような新入社員でもいけません。

せっかく就職活動をして入社した会社です。はつらつと仕事に取り組みましょう。

まず、会社と仕事に慣れて好きになってください。

そのためには、会社をよく知り、この点がすごいと思えることを見つけます。

自社のホームページや社史に目を通すだけでなく、他の部署についてもよく調べて、自分の部署との関係を把握しましょう。

そうすることで、違った角度から自分の仕事を見つめることができ、その視点は日々の業務にも必ず役立つときがきます。

会社全体を見渡すことで、多くの尊敬できる上司や先輩が見つかるかもしれません。こうした出会いによっても、会社や仕事が好きになるでしょう。

「好き」という気持ちは、「やる気」の原動力です。

そして、あなたがやる気を出して仕事をしているかどうか、それを上司は入社1日目からしっかりと見ています。

仕事の面白さに理解していく

新入社員が仕事を面白いと感じるまでには、少しの間、我慢しなければならない場合もあります。

しかし、腕の見せどころは必ずやってきます。

大切なのは、そのチャンスがめぐってきたとき積極的に取り組めるように、日ごろから業務知識の習得やスキルアップに努めることです。

たとえば、会議で突然、上司からあなたの意見を求められることがあります。

そのとき、あなたなりの提案をすることができれば、プラス評価が得られるでしょう。

また、日々の努力が実って仕事で成果を上げれば、上司から「よくやった」、あるいは顧客から「ありがとう」と声をかけられることがあります。

こうした何気ない一言によっても、自身とやる気がわいてくるものです。

さらに、会社という組織に所属しているからこそ味わえる「仕事の醍醐味」もあります。

あなたは、会社にとって単なる歯車ではありません。

会社というシステムを動かすエンジンの一部なのです。

このことをチームワークの中で実感できるようになれば、仕事の本当の面白さがわかるでしょう。