紹介!コミュニケーションのテクニック ㉑ ~自分ばかり話しすぎない/同じ話を何度もされたときは~
紹介!コミュニケーションのテクニック
就労移行支援事業所 リスタート では、毎週月曜日にワークショップを、火曜日にはコミュニケーションプログラムをやっています。
これらは、社会で生きていく上で避けて通れない「対人関係」を円滑にするため、「コミュニケーションに慣れる」ことを目的としたプログラムです。
ここでは、良好な人間関係を築いていくために気を付けたいコミュニケーションのテクニックを紹介していきます。
自分ばかり話しすぎない
会話中、自分の話を聞いてほしいばかりに相手の話を聞けていない、という経験はありませんでしょうか。
直接「聞いてないでしょ」なんて言われることはなくても、意外と人の話を聞いているかどうかは周囲にも伝わっているものです。
あまり自分ばかり話していると、気が付かない間に嫌われていた、なんていうこともあり得ます。
目安ですが、会話しているときに7割以上自分が話しているなと感じる人は要注意です!
相手の話が切れたとみるや「ところで」と言ってしまったり、間を置かずにハイテンポであいづちを打っていたりすると、話を聞いていないと感じられやすいので気を付けてください。
相手の話をいったん受け止めることや、相手の話が切れたときも話し出す前に少し間をとるようにしてみると良いでしょう。
何度も同じ話を繰り返されるときは
自分にとって大切な話題だったりすると、本人も無意識のうちに何度も同じ話を繰り返してしまうことがあります。
「また同じ話か」と思っても、あまり気にならないようならはじめて耳にしたふりをしてあげたほうが良いでしょう。
特に、目上の人が相手であれば、我慢して聞いたほうが角が立たないと思います。
しかし、あまりに度重なる場合や気心の知れた相手であれば、前にも聞いたと伝えてもOKです。
ただし、「いい加減しつこいんですけど・・・」なんて伝えてしまってはトラブルになってしまいます。
「あ、○○って話だったよね。前にも聞いたかも」
「その話、前にも聞いたけど、何回聞いても面白いね」
なんていうふうに、相手を責めるニュアンスにならないよう注意して伝えるようにしてください。
同じ相談を何度もされるときは
少し違うパターンとして、同じ内容についての相談を何度も持ちかけられるといった場合があります。
何度相談を受けても同じことしか言えないのに・・・とうんざりしてしまうかもしれませんが、相手にとってはそれだけ重要なことなので、「迷惑だ」等と伝えてしまったら関係に亀裂が入ってしまいます。
こんなときは、強く突き放すような言い方にならないように注意して「自分で決めた方がいいよ」などとソフトに伝えてあげると良いでしょう。
「残念だけど、私はその分野の専門家じゃないからアドバイスはできないよ」といった言い方もあります。