繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~評価してほしい、認めてほしい!~
認めてもらえないから、やりがいを感じない!
- 真面目にやっているのに、昇進できない。
- 評価してもらえない、と感じる。
- 後輩や同僚は評価してもらっているのに、自分だけ評価されていない。
- デキる人になりたい。
仕事に真面目に取り組んでいるし、評価もあげてほしい!
そう感じている人は、少なくはないのではないでしょうか。
どうしたら評価してもらえるのか、見てみましょう。
自己評価、適切にできていますか?
実は実力不足?
実は、上司が求めているレベルに達していない、いわゆる「実力不足」の状態であることが多くあります。
能力、実力のレベルが高ければ、正当に評価してもらえるはずです。
そこで評価してもらえないと感じるとき、原因は2パターン考えられます。
ひとつは、実力が不足していて、上司が求めるレベルに達していないパターン。
どうしてしっかりやっているのに、求めるレベルに及ばないのでしょうか。
こちらを今回重点的に見ていきましょう。
もう一つは、実力はあるのに、評価する側の都合で低評価になっている、というパターン。
こちらはブラック企業であるか、評価する人物が適正でないことが考えられます。
上長や、上長の評価が適切でないならばさらにその上の人物とかけあう必要があるでしょう。
「評価されていない」というマイナス感情
自分はきちんと頑張っている、でも評価されない、というとき、私たちの心はマイナスの感情が渦巻いています。
この状態では、
- 「○○さんは大きな仕事を任されているのに、自分は・・・」 と比較して落ち込む。
- 「頑張っても評価してくれない会社なんて」 と会社をマイナスに捉える。
- 「自分は実力が足りないから、頑張ってもダメ」 と自分を過小評価する。
などの比較、落ち込み、過小評価など、自分や他人を適切に評価できていません。
落ち込んでいるときは、
「~すべき、なのにできない」 とか、「あれもできない、これもできない」とプラスな点を無視して全てマイナスに捉えてしまう、
「絶対に」「いつも」と極端な決めつけをしてしまう、「~ができなければ全てだめ」とゼロか百かで考えてしまう、
といったフィルターがかかります。
あれもだめこれもだめ、となっている状態では客観性がない上、対処法という未来を考える余裕がありません。
ネガティブな思考から離れるため、マインドフルネスを実行する、
数値化して、誰が見ても正当な客観的事実だけを書き起こす、
などの冷静な自己・他者評価が必要です。
客観性が高い評価があれば、対処法も見えてくるのです。
上司が求めるレベル、とは
ネガティブな状態から一度離れ、客観的に自己・他者評価ができましたか?
自己分析の際、「言われたことはきちんとやっている」かどうか、自己評価してみてください。
実は、「100%やっている」と思っていても、上司からしたら50%程度でしかないこともあります。
自分では「評価されるべき」と思っていることも、上司からしたら平均水準でしかないのです。
このことは、自分としては不本意でしょう。
しかしデータで見ても、
上司から見て平均点以下にいる人ほど、「自分は平均点以上だ」と自己評価が高いのです。
実は実力不足が原因、というのはここにあります。
どちらのパターンでしょうか?
実は実力がないパターン
言われたことをきちんとやります。
言われたことだけやっていれば平均点、と考えています。
上司から見ても平均水準にとどまります。
実力があるパターン
言われたことを完璧に実行する、というのは前提です。
そのうえで、プラスアルファをする、自主学習をする、など自分で能力を高める方法を考えています。
自分が平均点以上だと安心していると、こういったポジティブ思考は生まれにくいでしょう。
自分で考えて実行する、という点は平均水準を超えているので、上司から見ても評価は高くなるでしょう。