繊細で真面目な人のメンタルケア講座 ~ストレスを感じたくない!~
目次
イライラ、不安、劣等感、緊張・・・減らす方法は?
- 対人関係が苦手。
- 緊張しやすい。
- 眠れなくなることがある。
- ストレスでお腹や頭が痛くなる。
私たちは誰でも、ストレスを感じるもの。
生きていたら、誰だってイライラしたり、不安を感じたりします。
小さなストレスも積み重ねれば、考え込んでしまい眠れなくなったり、逆に疲労して寝込んでしまったりと体調にも関わってきます。
イライラや不安を上手に処理できる人とはどんな人でしょう?
抱えているストレスはみんな同じ
ストレスを感じない人はいません。
生き生きと仕事をしている人だって、そのぶん仕事では責任を求められます。
悩みがないように見える人も、そう見えるよう振る舞っているだけで、家庭や仕事など見えないところでストレスを感じています。
もちろん、人それぞれ受け止め方が違いますから、あなたが「こういうことがストレス」と思っていても、別の人は「そんなに深く考えなくてもいいんじゃない」と言われてしまうこともあります。
これが、ストレスの感じやすさのです。
ストレスは存在する「べき」もの
私たちがストレスを避けようとしますが、実はストレスとはないと困るもの。
あって当然、どころか、あるべきものなのです。
たとえば、学校・職場でのトラブル。
トラブルはストレスに感じるものですが、環境を変えようとしたり、トラブルを乗り越えようとしたりすることで、私たちは成長し、人格を形成しています。
仕事のトラブルも大変ストレスになるものですが、これも再発を防止する努力をするヒントになっています。
私たちが人生において、よりよい人間になるためには、ストレスの体験、克服の体験は必要不可欠なものなのです。
ストレスがないとどうなるか
何もストレスを感じたくない、ストレスを極力避けたい、という生き方をしていたらどうでしょうか。
対人関係では問題を起こしたくないため、対人関係を避けるようになります。
しかし人生において対人関係は必須なもので完全に回避して生きていくことはできず、対人応答が必要になるたびに失敗を繰り返します。
仕事においてストレスを感じたくないからと、無難に生きようとか、控えめにしておこうと考えていたとします。
無難に生きよう、控えめにしよう、と感じること自体がストレスになっており、ため込んで爆発してしまうでしょう。
これでは逆にストレスを感じやすい生き方になってしまいます。
どんなストレスであっても、克服しよう、状況を改善しよう、という成功体験につながり、その成功体験が、あなたの自己肯定感を高め、人生を豊かにしてくれるのです。
逃げるか耐えるかのどちらか、という思考はキケン
たとえば、仕事の責任が大きく、身体的にも疲労していたとします。
それでも何年も同じポジションで頑張れていたのは、ストレスを「我慢」していないからです。
責任の大きさに耐え続けていれば、いずれ負荷が過多になり崩れてしまいます。
どうして長く責任に耐え続けられるのかと言うと、体力でも根性でもなく、我慢とは違う「受け流す力」なのです。
耐えるか逃げるかの二択
実は、真面目な人ほど、耐えるか、逃げるか、といった二択でしか考えられません。
責任の重さを感じたら、真面目な人は「頑張って耐える」と考えやすいもの。
しかし、耐え続けていても負荷が軽減することはなく、やはり崩れてしまいます。
逃げるを選んでしまえば楽なのに、「我慢しなくては」と自分を追い立てるのです。
成功体験の少なさが「逃げる」一辺倒に
成功体験が少ない人は、克服する、という経験が少なく、自己肯定感が高くありません。
そのため、克服しよう、改善しよう、という意識にはなりにくいのも特徴です。
責任の重さを「耐える」方向にも「改善する」方向にも向きにくいのです。
逃げ続けてしまうと、成長の機会はなく、成功体験も増えず、自己肯定感も一向に高くなることはないでしょう。
自己肯定感が低い、成功体験が少ない、と言う人は、まず目の前にある小さなストレスの克服、小さな状況の改善から、試してみる必要があるでしょう。