紹介!コミュニケーションのテクニック ㉒ ~謝罪に”今さら”はない!~
紹介!コミュニケーションのテクニック
就労移行支援事業所 リスタート では、毎週月曜日にワークショップを、火曜日にはコミュニケーションプログラムをやっています。
これらは、社会で生きていく上で避けて通れない「対人関係」を円滑にするため、「コミュニケーションに慣れる」ことを目的としたプログラムです。
ここでは、良好な人間関係を築いていくために気を付けたいコミュニケーションのテクニックを紹介していきます。
謝罪に”今さら”はない
「悪いことをした」と思ったものの、謝るタイミングを逃してしまった、といった経験はありませんでしょうか。
その場で謝れないと、「今さら謝ってもバツが悪い」からと放置してしまいがちです。
しかし、悪いと思っていることは、当然ながら伝えなければ相手にはわかりません。
そのままにしておけば、ますます気まずい関係になってしまうでしょう。
謝罪に”今さら”はありません。
遅くなってしまったとしても、必ず言葉にしましょう。
ポイントは、言い訳せずに素直に伝えるということです。
謝罪の姿勢によっては、ますます相手からの印象を悪くしてしまうこともあるので注意が必要です。
※良い例
「あのとき、本当は謝るべきだったんだけど、つい意地を張ってしまったんだ。ごめん」
「あなたとはいい付き合いをしていきたいとしていきたいと思っているんだ。遅くなってしまったけれど、あのときは本当に申し訳ない。これだけは伝えたかったんだ」
※NGな例
「あなたが不機嫌そうに見えたから、言えなくなっちゃったんだよ」
相手のせいにするのは絶対にNGです。
謝るのであれば、何かのせいにするのではなく、自分が悪かったとしっかり認め、それを伝えるようにしてください。
自分が間違っていたときは
誰かと意見が合わず、言い争いになってしまったものの、あとで調べてみたら自分が間違っていた。
ときにはそんなことも起こりますよね。
そんなとき、あとから自分が間違っていたと言いに行くのはとても勇気がいることです。
ついつい「もう済んだことだし・・・」と思って、相手には何も言わずに終わらせてしまってはいませんか?
自分の中ではそれで気が済んだとしても、相手にはしこりが残ってしまっています。
何も言わずに終わりにしたり、「この間のこと、あなたのせいじゃなかったよー」なんて謝罪はなしに伝えるだけだったりしたら、知らず知らずの間に相手との関係が悪くなってしまうこともあります。
「相手が間違っていると言ってしまった」ことと、「そもそも自分が間違っていた」こと。
その両方について、ちゃんと謝るようにしましょう。
※例
「本当にごめんなさい。間違っていたのはわたしのほうでした。ちゃんと確認せずに言ってしまったこと、とても申し訳なく思っています」