紹介!コミュニケーションのテクニック ㉕ ~いきなり怒鳴られてしまったら~

紹介!コミュニケーションのテクニック

就労移行支援事業所 リスタート では、毎週月曜日にワークショップを、火曜日にはコミュニケーションプログラムをやっています。

これらは、社会で生きていく上で避けて通れない「対人関係」を円滑にするため、「コミュニケーションに慣れる」ことを目的としたプログラムです。

ここでは、良好な人間関係を築いていくために気を付けたいコミュニケーションのテクニックを紹介していきます。

いきなり怒鳴られてしまったら

突然怒鳴られてしまった、という経験はありますでしょうか。

「いったいどうなっているんだ!どういうつもりなんだ!」

なんて急に怒鳴りつけられてしまったとき、あなたはどのように対処しますか?

「違います!」と即座に否定したり、「でも・・・」「だって・・・」と言い訳をしたりしてしまうと、相手の怒りはますます強くなってしまいます。

また、固まって何も言えなくなってしまうのも、相手をイライラさせてしまうので避けたい反応です。

強く言われて怖いと思っても、その場でなんとしても伝えたいのは、

「申し訳ありません。気を付けます」

ということです。

また、いつまでもその場にいても相手の怒りは収まらないので、可能であればできるだけ早くその場を離れることをオススメします。

怒りはいつまでも続く感情ではないので、その場を一度去れば相手側も落ち着いていくでしょう。

もしもその場を離れることができないのであれば、頭の中で違うことを考えるなどしてやり過ごすのも良いでしょう。

最後に「申し訳ありませんでした」と再度伝え、退出してください。

ただし、見るからに話を聞いていないと態度で伝わってしまえば相手の怒りはさらに燃え上がってしまうので注意してください。

言い返したいことがあるときは

ときには理不尽に感じることで怒鳴られてしまうこともあるかと思います。

そんなとき、とっさにその場で言い返してしまうと言い訳と思われたり、歯向かわれたと感じられたりするために相手はヒートアップしてしまい、冷静な話し合いにはなりません。

可能であれば翌日まで待つなど、ほとぼりが冷めてから相手に伝えると良いかと思います。

どうしてもその場で言い返したいという場合も、相手が話しているところに被せることだけはないようにしてください。

相手の言い分を一通り聞いてから一度深呼吸し、自分の気持ちも落ち着けてから伝えるようにしましょう。

また、怒鳴りつけられると自分の側にも怒りが沸くために、お互いに冷静さを失ってしまっている場合もあります。

例え理不尽に感じられても、いったん冷静になって自分側に思い当たる原因がないか省みることも大切です。

相手を変えるより自分が変わる

怒鳴られるのが苦手という人は多いと思いますが、残念ながら世の中にはそういう人もいるものです。

よく怒鳴ってしまうような人との付き合いを避けられれば良いのですが、他の人を変えることは残念ながらできないものです。

上記の対処をするほか、職場の上司が怒鳴ってくるならひとりで抱え込まずに同僚と対処法を共有するなど、自分側でできることを探していきましょう。

 

restart_banner