デキる人、友達が多い人がうらやましい! 自分はダメだと落ち込んでいる人こそ、活きる場所がある
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来週のための、週末メンタルケア講座! その16
そんなタイミングなのに憂鬱・・・という人のためのお悩み解決コーナーだよ!
こんなお悩みありませんか?
- 日中はネガティブになりやすい。
- 仕事がツラい・・・。人間関係が面倒だ・・・。
- よく眠れていない。もっと寝たい。
- 頭が働かない・・・
K君の言うように、自分よりできる人が身の回りにいると、羨ましい、すごい、と感じるもの。
またリス太君の言うように、誰かと比べてしまって落ちこむことは避けたいですね。
でも優れた人を見て「負けた」「悔しい」「かなわない」という感情が沸いてきてしまうことも、ありますよね。
「羨ましい」は要注意
仕事・勉強ができる友人、すごいなぁ。それに引き換え自分は、仕事もミスばかり、成績もあがらない。
先輩から好かれている。友達が多い。羨ましい。自分は、友達も少ない。
誰にだって羨望の感情はあるもの、のはず。
でも、周りの人たちはそんな風に思っているようには見えない。
結局、自分だけが劣っているのではないか・・・
と考えてしまっていませんか?
もちろん、誰にでも「羨ましい」とか「すごい」と思う機会はあります。
あの人はすごいなぁ、勉強ができるなぁ、と思うこともあるのではないかと思います。
自分もそうなりたい、と誰だって思うものですが、それは羨んでも簡単に手に入るものではありませんね。
しかし、この「誰かと比べる」ことが落ち込みの原因になってしまっている人が数多くあるのです。
悩んでいない人はいない
さきほど、誰だって羨ましいと感じることはある、と述べました。
私たちが「あの人ってすごい、羨ましい」と思っている相手だって、何かしら悩みがあるのです。
先輩には可愛がってもらえているけど、その分気を遣う。
成績をキープするために、やりたくないこともやっている。
周りの期待に応えなきゃいけない。
このような悩みを誰しも感じているはずです。
それなのに、私たちは「あの人はすごいのに、自分は」と自責してしまいがち。
比べてしまうと、自信をなくしてしまいます。
自分は必要とされていないのかもしれない、自分には何もできることがない、と落ち込みがち。
だからといって下の人と比べたって、上の人をうらやむ気持ちはなくなりません。
一度、誰かと比べてしまうのを、やめてみませんか。
苦しんでいる、という経験が生きる場所がある!
そして実は、「自分はだめだ、周りから必要とされていない」と悩んだ経験が生きる場所があります。
それは、同じように苦しんでいる人、悩んでいる人です。
あなたの悩んだ経験が、同じように苦しんでいる人の助けになることがあるのです。
たとえば、落ち込みが強くうつ状態になり、精神科へ通院したとします。
医師やカウンセラーから「そんなに落ち込まなくても大丈夫」と声をかけてもらえることでしょう。
しかし、相手が医師やカウンセラーでなく、同じ立場、同じ経験をした人だったとしましょう。
「私も悩んだことがあるけど、そんなに落ち込まなくても大丈夫」と声をかけてもらえたら、どうでしょうか。
専門職の人たちからの声ではなく、苦しんだことがある人からの声のほうが、心にしみわたるのではないでしょうか。
こうして、落ち込んだ、苦しんだ経験を活かし、同じように辛さを抱えている人のサポートができることがあります。
誰からも必要とされていない、ということはないのです。
誰かを助けてあげられるのは、「辛かった自分」
もし自分が辛い時、そのつらさを吐き出せる場所があれば、心はずっと楽でしょう。
さらに、実際に素直に吐き出すことができれば、解決策はもらえなくても、心も体も軽くなるだろうということは、想像ができますね。
あなたと同じように悩んでいる人もそうです。
同じように悩んだ経験のある人に、自分の悩みを聞いてもらいたいのです。
アドバイスや解決策を求めているわけではありません。
自分の辛さ、苦しさを受け止めてほしい、と感じているのです。
悩んだ経験、苦しんだ経験があるなら、同じような相手の辛さを受け止め、共感してうなずいてあげることだけで、相手を救ってあげることができるということです。
苦しんでいる人を助けてあげられるのは、医師やカウンセラーよりも、同じ経験をした人なのかもしれません。