コミュニケーション「都会派?田舎派?」/認知行動療法講座「早期不適応スキーマの例」

コミュニケーションプログラム「都会派?田舎派?」

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていくことで関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「都会派?田舎派?」

都会派に4票 田舎派に2票
結果は都会派優勢でしたね~

人それぞれの状況によって意見が違いました!
お互いに質問をしていくことでその人にとっての優先したいものが見えてきて、
他者のことをより深く知ることができました。

今回の皆さんの意見はこちらになります!

  • 都会だと遊ぶ場所に困らない。
  • 田舎だと物価が安い。
  • 都会だと銀行や交通が楽。
  • 田舎だと自然があり人が優しい。

どちらも良いところがあって悩みますね!

認知行動療法講座

前回は、早期不適応スキーマについて大まかな紹介を行いました。

今回は、前回紹介した5つのエリアごとにどのようなスキーマが含まれているのか、もう少し具体的に紹介していきます。

早期不適応的スキーマの例

早期不適応スキーマの5つの分類については、前回の記事を参照してください。

コミュニケーション「もし3億円あったら」/認知行動療法講座「早期不適応的スキーマ」

「ひとりぼっち・つながれない」スキーマ

1.見捨てられスキーマ
「人はみんな、私のことを見捨てていく」「大切な人は必ず私のもとを去っていく」「私は人に見捨てられる存在だ」など

2.不信・虐待スキーマ
「人は私を虐待し、攻撃してくる」「何かあれば私を陥れようとする」「うっかり信じると、酷い目に合う」など。

3.「愛されない」「わかってもらえない」スキーマ
「人は私を愛してくれない」「私は人に受け入れられない」「誰にも理解されない」など

4.欠陥・恥スキーマ
「自分には人間として欠陥がある」「いいところなんてない」「こんな自分を知られたら恥だ」など。

5.孤立スキーマ
「自分はどこにも属さず一人でぽつんとしている」「変わり者、変人だ」など。

「自信がない・ひとりじゃできない」スキーマ

6.無能・依存スキーマ
「自分一人では何もできない」「誰かに助けてもらわないとダメなんだ」など

7.「この世は何があるかわからないし、自分はいとも簡単にやられてしまう」スキーマ
「いきなり心臓発作が起きるかもしれないし、災害が起きるかもしれない。自分の身にいつどんな恐ろしいことが降りかかるかわからない」「自分はもろくて弱い存在で、そんなことが起きたらどうすることもできない」

8.巻き込まれスキーマ
「生き残っていくには、自分を主張せず相手に同調しておく方が得策だ」「あなたの考えは私の考え」「あなたと私は二人で一つ」など

9.失敗スキーマ
「自分は何をやっても失敗する」「次もきっとうまくいかない」など。

「他者優先」スキーマ

10.服従スキーマ
「叱られたくない」「嫌われたくない」「責められたくない」など

11.自己犠牲スキーマ
「自分よりも相手を優先するのが当然のこと」「悲しんでいる人や困っている人がいたら私が何とかしなければ」「人の役に立たない自分には価値がない」

12.「ほめられたい」「評価されたい」スキーマ
「自分の価値は他人の評価次第なのだ」「何とかしてみんなに認められたい」「ほめられたい」など

「がんじがらめ」スキーマ

13.否定・悲観スキーマ
「どうせいいことなんかない」「頑張ってもうまくいきっこない」「人生は辛いことだらけ」など

14.感情抑制スキーマ
「自分は怒りを感じたら、何をしてしまうかわからない」「泣いたら弱い人間だと思われる」「感情を外に出すのはよくない」「感情は危険だ」

15.完璧主義スキーマ
「百点満点でなければダメ」「手抜きをせず、とことん努力をすべきだ」「あらゆる場面でちゃんとしなければ」など

16.罰スキーマ
「失敗は許されない」「うまくできなければ、罰を与えられるべきだ」「間違った行動は罰せられなければいけない」など。

「野放し」スキーマ

17.「オレ様・女王様」スキーマ
「自分は他人とは違う特別な存在だ」「特別扱いされるべきだ」「自分がやりたいようにするために、他人を利用しても良い」など

18.「自分をコントロールできない」スキーマ
「やりたいことは今すぐやりたい、欲しいものは今すぐ欲しい」「我慢なんてしたくない、楽しいことだけやっていたい」「計画なんてどうでもいい」

 

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