自分一人で乗り越える・弱音はNG・辛くても頑張る・・・限界を迎えてしまう前に!

来週のための、週末メンタルケア講座! その18

一週間の終わり、新しい一週間の始まり。
そんなタイミングなのに憂鬱・・・という人のためのお悩み解決コーナーだよ!
最近、働き方改革や、時短勤務とかで、仕事量が圧縮された気がする。。。
みんな忙しそうだし、何より「きつい時、助けてもらおう」と思える人って、なかなかいないよねぇ。

こんなお悩みありませんか?

  • 日中はネガティブになりやすい。
  • 仕事がツラい・・・。人間関係が面倒だ・・・。
  • よく眠れていない。もっと寝たい。
  • 頭が働かない・・・

学校や職場、対人関係。

ストレスを感じていても、「乗り越えなくては」とか、「弱音を吐いてはいけない」、「自分一人で出来ないと意味がない」。。。

そんなふうに考えてしまっていませんか?

頑張ることは、たしかに大事なこと。

自分の目標のために頑張ることですら、私達にとっては負荷になっています。

部活で大会を目指して頑張る、趣味の技術力向上を目指して頑張る・・・

どれも努力が必要ですが、そのぶん体力・精神力を使っていますよね。

ましてや、仕事や勉強、対人関係など、苦手なこと・嫌なことを、限界を超えて頑張ってしまうことはかなりの負荷です。

自分の目標のため、楽しんでできることのストレスであればなかなかそうはなりませんが、

苦手なことをするだけでもストレスなので、繰り返していると自分が疲弊してしまいます。

今回は、そんなストレスを抱えがちな現代人にとって、どのような対策があるのかお伝えしていきます。

「一人で」「弱音はNG」は古い!?


小さい頃から、「弱音を吐くな」だとか、「辛くても頑張れ」とか、嫌なことでも笑顔で頑張る、というのが美徳だと教わったことはありませんか?

この風習のせいか、仕事でも勉強でも、対人関係でも、辛くても誰にも言えず一人で抱え込んでしまう、という人が多くいます。

できないと言ったら、見放されてしまう。落ちこぼれだと思われてしまいそう。

嫌なことを頑張れなければ、信頼してもらえない。

断ったら、嫌われてしまったり、あとから陰口を言われてしまうのではないか。

このように感じる人がとても多いのが事実。

結果、精神的な限界を迎え、それが原因で体調を崩しがちになったり、精神科へ長期の通院・入院が必要になったりといったことにつながります。

ちょっと踏ん張ればたしかに成長はできるでしょうし、達成感もあるでしょう。

しかし、一人で大量の課題を抱えて、誰にも相談せずに限界まで踏ん張るのは、美徳ではありません。

とくに仕事は一人で完結するものではないため、誰かに相談しつつ、上手に頼りながら進めていく必要があります。

一人で抱えて倒れてしまってはそれこそ問題です。

この機会に、上手に頼る、上手に相談する、上手に断る方法を身に着けておきましょう。

上手に相談する!

相談というのは、難しい課題をクリアするためにアドバイスを求めたり、手伝ってもらえないか交渉したりすることですね。

一人で抱えて達成することができるのはもちろん素晴らしいですが、抱え過ぎで滞ってしまうと、周囲も困ってしまいますし自分の精神的にも本末転倒です。

とはいっても、困っていること、助けてほしいことを誰かに伝えるのははばかられる、という人も多いでしょう。

相談ができていないかも。。。と感じた人は、ぜひイメージトレーニングから始めてみてください。

困っているときに、隣の人に相談してみる場面。

席にいる上司に、メールで資料を送ってもらう場面。

簡単な場面で問題ないので、自分から何かを頼む、というイメージをしてみましょう。

慣れてきたら、辛い時、限界が近い時にヘルプを求める場面でもイメージトレーニング。

訓練というのは、事前にイメージしておくことで、いざというときに行動できるようにしておくもの。

相談する練習も同様です。

上手に断る!

仕事の依頼、遊びの誘い。。。断ったら嫌われてしまう、見放されてしまう、と感じている人は多くいます。

こちらも、限界を迎えているのに応える必要はなく、上手に断る方法をイメージトレーニングしておきましょう。

断りたいと感じる場面を想定しましょう。

「ちょっと難しいです」「前の依頼が長引いています」「休憩をいただいてもよいですか」といった断りの言葉を、何パターンか用意して、実際に発話する自分をイメージ。

相談同様、慣れてきたら、疲れているときの依頼、断りたい誘いなど具体的イメージを含めてイメージトレーニング。

繰り返し、様々な場面・タイミングでのイメージトレーニングをしておくことで、実際の場面でも上手に断ることもできるようになっていきます。

自分の限界を認めるところから

相談する、断る、といったことにこれまで馴染みがなく、ハードルが高いと感じていた人も多いのではないでしょうか?

抱えすぎてしまっては本末転倒ですので、ぜひこの機会に、相談のタイミング、断り方を考えてみてくださいね。

 

restart_banner