コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「コラム法で認知を見直す」
コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になるニュース」です。
本日のコミュニケーション講座では最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
今回の皆さんの意見はこちらになります!
- 大学共通テストについて
- 北朝鮮のミサイル発射
- 豚の心臓を使用した移植
- 新宿にディズニーフラッグシップオープン
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするためにも質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、問題を解決するために、自分が何にどう困っているのかをはっきりさせる「問題リスト」の作り方について紹介しました。
今回は、認知を見直すのに役立つ「コラム法」についての説明です。
コラム法で認知を見直す
前回の認知行動療法講座では、問題の解決のために今起きている問題をリスト化し、最初に解決するものを決めました。
しかし、解決する問題を決めても、実際に解決のために行動を起こすのは、簡単なことではありません。
以前の講座でお話したことですが、「認知」と「行動」は密接にかかわりあっています。
つまり、行動を起こすことができないのはそういった認知を持っているからであり、認知を見直すことがその解決策になると考えられます。
とはいえ、認知を見直すというのは、単にネガティブ思考をポジティブ思考に切り替えればよいというものではありません。
例えば、「悩みを打ち明けたら自分勝手だと思われるのではないだろうか」と考えてしまって相談ができないという時に、「相手も悩みを打ち明けて欲しいと思っているし、相談することですべて解決する」なんて考え方に切り替えられるかと言われれば、あまりに自分の考えと乖離していて、受け入れるのは難しいでしょう。
目指したいのは、思い込みが含まれていない、「現実的」で「客観的」な考え方です。
そのような考え方を見つけるために使うことができるのが、「コラム法」なのです。
次回の講座で、コラム法の実際の進め方について解説していきます。