就活SST「ほめるときの注意点」
就活SST
前回は、相手を”ほめる”重要性ややり方について考えました。
今回は、ほめるときに注意するポイントについて考えてみましょう。
ほめるときの注意点
前回、人をほめるときの注意点として、「場所や相手によってほめ言葉を選ぶ」ことと「相手が自信を持っているポイントをほめる」ことを紹介しました。
引き続き、人をほめるときに注意したいポイントを紹介していきます。
上から目線にならないようにする
上司から「プレゼンどうだった?」と聞かれ、「よくできていたと思います」と回答したところ、上司の機嫌を損ねてしまった、という話があります。
これは、「評価」の形でほめようとしてしまったのが原因です。
「すごいですね」「よくできています」などの相手を主体にしたほめ言葉には、自分が相手の良し悪しを評価する意味合いが含まれてしまいます。
これらの言葉は、使ってはいけないものというわけでは決してないのですが、目上の人相手に使うと、上から目線で評価された、と不快に思われてしまうことがあります。
そのようなときには、「大変勉強になりました」といった自分を主体にした言い方や、「先方も感心しておりましたね」といったように第三者を主体にした言い方に言い換えることで、評価するニュアンスをなくすことができます。
ほめたつもりが逆効果になることがないように気をつけましょう。
直接的な表現以外も使う
直接的なほめ言葉を伝えるのは難しい場合もあるかと思います。
そのようなときは、直接ほめる言い方に固執する必要はありません。
日常の中で、自然と相手をほめるニュアンスを含めることができるタイミングは多くあります。
例えば、相手になにかを「頼む」形でほめる方法があります。
「そのスカーフの巻き方を教えていただけませんか?」という言葉には、「そのスカーフの巻き方、素敵ですね」といった意味合いが込められているのです。
また、なにかをしてもらった後に、感謝の言葉を伝えるときも相手をほめるチャンスです。
「あなたのおかげで助かりました」
「あなたがいてくれて良かったです」
などの表現を使うことで、相手が取った行動を自然にほめることができます。
ぜひ、実践してみてください!