就活SST「質問を想定して準備する」

新聞読解「『なぜ消えた1000円の壁』」

以下記事の要約です。

文庫本の値上げが止まらない。

手に取りやすい価格設定で親しまれてきたが、足元の平均単価は700円を超え、1000円以上も珍しくなくなった。

単行本との価格差が詰まる背景には、かつて「文庫落ち」といわれ単行本の廉価版的な扱いだった文庫本の立ち位置の変容がある。

このテーマについての利用者さんの意見

  • 100年を超える歴史には膨大な文化の蓄積があると読み、本の値段を安く感じるようになった
  • デジタル時代にあえてアナログを楽しみたい、という人が増えていると知った
  • 新品の本は中々手が出ず、中古本を買っている

以前と比べ、本屋に行く機会が減ってしまった人も多そうですが、この機会にまた読書を楽しみたいですね!

就活SST

前回は、自分から伝える場面ではなく、質問に返答する際にニューススタイルを用いる方法についてお話ししました。

今回は、質問の返答に本質から回答するための準備を行うにはどうすればいいか、考えていきます。

質問を想定して準備する

質問の返答に逆ピラミッドを使用する際は、相手が聞きたいと思っている”本質”を理解し、そこから答える必要があります。

しかし、何を聞かれているのかがわかったとしても、それに対しての回答が準備されていなければ、上手く答えられず不信感を与えてしまったり、失言をしてしまうかもしれません。

それを防ぐためには、「想定問題集を作ること」「想定外の質問に対処すること」の2つが重要です。

想定問題集を作る

想定問題集とは、聞かれる可能性のある質問を事前にリストアップし、それぞれの質問に対して最適の返答を準備し、文書化したものです。

質問をする側の立場に立って、幅広く考えておくことが重要です。

例えば、新製品として自動運転の自動車を発表する、という場面における想定問題集を作るならば、どのような内容が入ってくるでしょうか。

すぐに思いつくのは、「どうやって操作するのか」「どのような仕組みで運転されるのか」といった技術的なものかもしれません。

しかしそれ以外にも、「万が一事故を起こした場合、だれが責任を取るのか」といった、社会的、倫理的な視点からの質問も考えておく必要があるでしょう。

この想定問題集ですが、発表の場にそのまま持ち込むのは好ましくないことがあります。

なぜなら、質問に対してその都度想定問題集をめくっていると、「真心からの返答ではない」とか、「誰かが考えたものをただ口に出しているだけだ」などとネガティブな捉え方をされる場合があるからです。

例えば、面接の場であれば、回答内容を持ち込んで、読み上げながら話していると、悪印象に繋がってしまうことが考えられます。

想定外の質問に対処する

いくら想定問題集を作り込んだとしても、実際にされ得る質問をすべて想定しておくことは不可能です。

そのため、想定外の質問が来た場合にどうするかを考えておく必要があります。

想定外の質問に対して、まず考えて欲しいのは、その質問は、本当に自分に向けられるべきものであるか?ということです。

自分の立場で判断することができず、より専門的な他の誰かが決定しているような内容であれば、答えられなくても何も問題はありません。

ただし、もしも自分がまったく知らない内容を質問されてしまった時には注意が必要です。

それが自分の立場上知る必要のないことであればまだしも、自分が本来知っておかなければいけない内容であるにもかかわらず知らない、ということも時には出てきてしまうでしょう。

難しい状況ではありますが、わからないままに回答をしてしまうと、そこからさらに深掘りされて、ずるずると憶測での回答を続けることになってしまうかもしれません。

そうなるよりは、早い段階で正直に知らないことを伝えてしまった方が良いでしょう。

 

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