コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「幼い頃に作られるスキーマ」

コミュニケーション「気になるニュース」

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!

  • 隅田川の花火大会の注意書き
  • ビデオ判定の導入
  • 謎うなぎ
  • オリンピックで日本人の活躍

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、スキーマの例を挙げていき、自分に当てはまるスキーマがないか探してみました。

今回は、幼い頃に作られるスキーマである「早期不適応的スキーマ」について紹介します。

幼い頃に作られるスキーマ

自分にとって害をなしてしまうスキーマ=「不適応的スキーマ」は、思春期や成人後のトラウマ体験からも形成されていくと言われていますが、大部分については幼いころの体験によって作られます。

子どもが育っていく間に、周囲の大人との関係によって作られていくこのスキーマは、大きく5つのグループに分類されます。

「ひとりぼっち・つながれない」スキーマ

自分は人から見てもらえる、受け入れてもらえるという”思い込み”は、幼い頃、両親に愛情を注いでもらうことで作られていきます。

十分に両親から愛情を注いでもらうことができなかった場合、「自分は見捨てられる」「自分には欠陥がある」といったスキーマが作られてしまう場合があります。

「自信がない・ひとりじゃできない」スキーマ

「挑戦できる」「やってみればきっと成功する」といった自信は、過去の挑戦と成功の積み重ねにより生まれます。

幼い頃、様々なことに挑戦する機会を十分に持つことができないと、「自分一人では何もできない」「やっても失敗するだけだ」といったスキーマが作られてしまうことがあります。

「他者優先」スキーマ

自分よりも他者を優先できるというのは素敵なことでもあるのですが、自分の気持ちや希望を蔑ろにして常に他者を優先してしまっては、心身共に崩れてしまいます。

幼い頃、我慢しなければいけないことが多かったりして、自分の気持ちを表に出す経験を十分に積めないと、「常に怒られないようにしなければいけない」「自分の価値は他者の評価で決まる」といったスキーマが作られてしまい、思うように動けなくなるかもしれません。

「がんじがらめ」スキーマ

休んだり、楽しく遊んだりすることに罪悪感があったり、だらけている人を見るとイライラする、なんてことはありませんか?

これらは、幼い頃から高い目標や規則に縛られ、自由に過ごしたり、楽しんだりといった経験を十分に積めなかったことが原因かもしれません。

「完璧でなければならない」「感情を表に出すのは良くない」といったスキーマも、この中に含まれます。

「野放し」スキーマ

厳しすぎても上記のようなスキーマが作られてしまうのですが、反対に望むことは何でも叶えてもらえたり、思うがままに過ごせていたとしたらどうでしょうか。

この場合、自分を律することや、物事の限度を学ぶ機会を十分に得られないため、「自分の望みは優先されて当然」「やりたいことを優先し、やりたくないことは後回しで良い」といったスキーマにより、対人関係などに悪影響を及ぼす可能性があります。

 

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