就活SST「”創造性”が新しい選択肢を作る」
新聞読解「ダイソー磨く円安の逆境」
以下、記事の要約です。
24年、大谷翔平選手が活躍するロサンゼルス・ドジャースのスポンサーに就いた。
球場のバックネット下に掲げられた「DAISO」ロゴが何度もテレビに映り込む。
このテーマについての利用者さんの意見
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今後も海外市場の攻略に期待したいですね!
就活SST
前回は、ネガティブな感情も自分で選択しているという、選択理論の考え方についてお話しました。
今回は、欲求が満たされない時に、新たな選択肢を作り出す”創造性”について紹介します。
“創造性”が新しい選択肢を作る
これまでのSSTにおいて、人は基本的欲求を満たすため、上質世界に含まれるものや体験を求めて行動を選択している、と話してきました。
しかし実際には、行動を起こしたにもかかわらず、満足のいく結果が得られず、欲求を満たすことができなかった、という場合もあるでしょう。
こんな時に、新しいアイデアや選択肢を生み出す働きが”創造性”です。
欲求を満たすため、新しいものを生み出すという意味では、例えば携帯音楽プレーヤーの発明により、「いつでもどこでも音楽を聴きたい」という欲求を叶えた、というのも創造性の働きと言えるでしょう。
しかし、ここで重要となるのは創造性が作り出すのが必ずしも物理的なものだけではないということです。
ある日の出勤中、いつも通りの時間に駅に着いたら、トラブルがあってあなたが普段乗っている電車が止まっていたとしましょう。
この時、あなたはどのように考え、どのように行動を起こしますか?
SNSを使って状況を調べる
会社に連絡する
タクシーを使うことにする
などなど、選択肢は色々ありますが、これらのような選択肢を、その場で見つけるのも”創造性”の働きによるものです。
そして、こうして見つけた選択肢のうちから、次の行動が決まります。
この創造性ですが、
・自分が持っている知識の中からしか選択肢が生まれない
・”自分が最も有効であると考えている”選択肢が選ばれる
という2点に注意が必要です。
例えば、もしも会社までの行き方についてじっくりと調べたことがあるのであれば、「徒歩で別の駅に移動し、他の路線を使う」といった選択肢が新たに出てくるかもしれません。
一方で、「困った時はとにかく近くの人に不満をぶつけるのが良い」と無意識に考えていたら、上記のいずれでもなく、「駅員に文句を言いに行く」といった選択をしてしまうかもしれません。
しかしこの選択は、一時的に多少気が晴れることはあったとしても、目の前の問題は解決しておらず、その後ますます焦りが大きくなる、良くない選択かもしれません。
日頃からアンテナを張って多くの情報を取り入れることと、自分にとっていま必要なことはなにか、求めることはなにかをハッキリとさせておくことが、”創造性”を活かすためには必要なのです。