就活SST「選択理論を実践する③」
新聞読解「運動会「チームで競う」は日本だけ?」
以下、記事の要約です。
「スポーツの秋」を代表する学校行事、運動会。
全校生徒がチームに分かれ、勝敗を競って白熱した戦いを繰り広げる。
実はそうした光景は日本だけで、海外では小規模な競技会との意味合いが強い。
このテーマについての利用者さんの意見
- 軍事的な入場行進など減って良かった
- 運動が苦手な人でも楽しめるようにして欲しい
- 英国人が思っていたのと違うことになっていて面白い
- 時短は教員の負担が減って良いと感じた
今後も子供達に楽しんでもらえる運動会にしていきたいですね!
就活SST
前回、前々回と、サンプルのシチュエーションを使って選択理論の実践練習を行っています。
今回も、続きをやっていきましょう
Case:同期が先に出世してしまい、悩んでいる。
状況
UさんはWeb広告やWebサービスを提供するIT系企業で営業の仕事をしています。
ベンチャー気質の残る企業で、昇進昇格は成果によるところが大きく、数年で課長になることも可能な制度をとっています。
Uさんも、実力次第で出世できることに魅力を感じて入社しました。
Uさんが新卒で入社して5年経ち、ちらほらと主任、係長と出世する同期が現れ始めました。
Uさんはそれに対して焦りを感じ、自分にはこの会社で価値がないのではないかという考えが頭をもたげています。
もしもあなたがUさんだとしたら、選択理論を使ってどのように考えることで、モチベーションを保って働き続けることができるでしょうか。
今回のポイントは、以下の3点です。
①:Uさんの満たされていない欲求を把握すること
②:欲求が満たされない原因となっている考え方に気づくこと。
③:焦点を変えることで、欲求を満たせるようにすること。
選択理論で考える
このケースにおいて満たされていない欲求は、力の欲求であると考えられます。
他者と自分を比較してしまうことによって、劣等感を感じてしまい、欲求充足が阻害されていると考えます。
「自分には価値がないのではないか」というのは、Uさんの主観によるものです。
同期が先に出世していくというのは客観的事実かもしれませんが、「価値がない」ということと同義ではありません。
これまでにやってきたことや、5年前と今の自分を比較して、身についたスキルやできるようになったことに目を向けることが重要です。
他人に焦点を当ててわかるのは、その人と自分を比べてどちらのほうが劣っているか、優れているかという主観的な事実でしかありません。
ここに焦点を向けても、コントロールができない出来事に欲求充足が左右されてしまうだけです。
他者と比較するのではなく、自分自身の未来に焦点を向けることが、行為と思考をコントロールするコツです。
他者と比べてどうかではなく、自分自身がどうなりたいかを考えることで、創造性の働きによりそれを実現するための行為と思考を選択していくことができます。
自分がなりたい姿を見据え、そのために実行に移せるようなプランを用意することで、自分自身を効果的にコントロールできるはずです