コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「問題の解決に向けて準備する」
コミュニケーション「気になるニュース」
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「気になっているニュース」です。
最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。
色々なニュースについて興味を持っていただけると雑談しやすいですよね!
- 箱根駅伝が関東以外の大学も可能
- 吉沢亮の泥酔事件
- mixi2
- 推しの子 映画
いずれも今後も気になる内容でしたね!
引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!
認知行動療法講座
前回は、自分自身のコラムを作成しました。
コラムが作成で来たら、続いては問題の解決のための行動に移る必要があります。
今回は、そのための準備についてお話します。
問題の解決に向けて準備する
前回まで、コラム法を使い考え方を変える方法を学んできました。
考え方を変えるだけでも気分は楽になりますが、悩みのきっかけになった問題を解決することも必要となってきます。
①問題の明確化
私たちは困った事態に陥ると、感情に押し流されて、具体的な問題が見えなくなります。
しかし、「困った」と言うだけではどうすることもできません。
行動に移る前に、解決可能な具体的な問題を見つけることが先決です。
そのためには、次のような作業が必要になります。
・関係している情報をできるだけ多く集める。
・明確な言葉で事実を記述する。
・問題を引き起こしている要因をはっきりさせる。
・問題に関係ある情報と関係ない情報とを区別する。
・客観的な事実と、不確かな推測や解釈を区別する。
・現実的な問題解決目標を決める。
さらに、次の3つのことに注意して解決すべき具体的な問題を決定します。
・具体的に書き出す
「いつ、どこで、誰がいる時に、何が、なぜ、どのように」問題なのか。
現場のイメージが目に浮かぶように、具体的ではっきりとした言葉を使います。
・目標を決める
現実に沿った目標を、ひとつ、あるいはそれ以上簡潔に書き出します。
・障害を予測する
目標を達成するのに障害になりそうなものを、はっきりとした言葉で書き出す
②ブレインストーミング
ブレインストーミングとは、できるだけ頭を自由にして、思いつくままにアイデアを考えていくという意味です。
ここでは、「①問題の明確化」で出てきた問題に対する解決方法を、できるだけ多く考えるようにしましょう。
その考えに筋が通っているかどうかの判断は後回しにして、多くのアイデアを出すことを優先します。
これは、気持ちが動揺しているときには冷静な判断がなかなかできないためです。
すでに考え出したアイデアを組み合わせることで、別の新しいアイデアが出てくることもあります。
③解決行動決定
「②ブレインストーミング」で考えたそれぞれの方法の、長所と短所を考えます。
それを実行するまでにどのような障害があるか、実際に実行したときにどのような問題が出てくる可能性があるのか、また逆に、その方法を使った場合に、問題が解決される可能性がどの程度あるのか、ということを考えていきます。
そして、一番実行しやすく、問題解決に繋がる可能性がある方法を選択します。
④実行
「③解決行動決定」で選択した方法を実行に移します。
余裕があれば、予行練習してみるのも効果的です。
頭の中でシミュレーションしてみるのも一つの方法です。
⑤最終評価
「④実行」の行動の結果を評価します。
うまく問題が解決できていればそれでよし。できていなければ、「①問題の明確化」に戻って、改めて問題をはっきりさせるようにします。
こうして、問題解決のサイクルを進めていきます。