認知行動療法講座
前回は、認知行動療法において重要となる、"自動思考"についてお話しました。
今回は、なかなか気が付きづらい自分の『ストレス』に気づくための方法についてです。

変化からストレスに気づく
ストレスが溜まるに連れ、"認知"に変化が出て来ます。
例えば、普段であれば気にならない失敗でも、ストレスが溜まってうつ的になっていると、強いショックを受け、自分を責めてしまったりすることがあります。
そこで、ストレスが溜まってきたことに気づいたら、コラム法など、認知行動療法のアプローチを使うと良い・・・のですが、一つ問題があります。
それは、ストレスは目に見えず、どれくらい溜まっているかを知るのが難しい、ということです。
もしかしたら、ストレスが溜まっているかもしれないと思っても、「これくらいでストレスが溜まるなんて認めたくない」とか、「自分がこんなに弱いわけない、もっとがんばれるはずだ」なんて考えてしまっていることもあるかもしれません。
しかし、ストレスを認めずに無理を続けても、どんどんと認知が悪い方に向かっていき、結果として身体の調子を崩してしまうことにもなります。
では、ストレスに気が付くためには、どうすれば良いのでしょうか。
ヒントは、ストレスにより認知が変化する、ということです。
そして、認知の変化は、「気分」「身体反応」「行動」にも影響を及ぼします。
つまり、逆に言えば、「認知」「気分」「身体反応」「行動」の変化に目を向けることで、ストレスに気が付くことが可能になります。
・人づきあいが億劫になる
・寝つきが悪くなる
・食欲がなくなる、あるいは過食してしまう
・神経質になり、何度も確認する
・動悸がする
・これから起きることに対して不安が強まる
・つい物に当たることが増える
・他者の言動を理不尽に感じる
などなど、少しでもいつもと違うな?ということに気が付いたら、認知行動療法を使う時かもしれません。
