休日プログラム
本日は、就労移行支援事業所 リスタートの休日開所日です。
今日の休日プログラムでは、イライラのや、人間関係が上手くいかないことの原因となる思い込みについてお話します。

それって勝手な決めつけかも?
「人のことを勝手に決めつけるのはいけないことだ」と言われて、そんなことはない!と思う人はいないのではないでしょうか。
しかし、これを実践できている人は、実はかなり少ないかもしれません。
特に、自己肯定感が低く、「自分はダメだ」と思ってしまっている人は、注意が必要です。
なぜならば、このような思い込みがある人は、「自分以外の人にも、ダメなところはあるかもしれない」と考えづらく、周囲の人に対して「この人はすごい人だ」「完璧な人だ」と決めつけてしまいやすいのです。
反対に、自分に自信はないが、他者の言動を批判的に見てしまう、という人も中にはいます。
しかし実は、これも根っこは同じだと考えられます。
なぜなら、他者の言動を批判的に見てしまう要因は、「自分以外の人は『完璧』なはずなのに、どうしてこんなこともできないんだ?」というように、自分に自信がないがために、周囲の人間に無理な期待をして、裏切られたように感じてしまっていることにあるからです。
完璧な人間はいない
実際には、『完璧』な人間などいません。
それぞれが事情を抱えていますし、疲労もすれば、集中力や寛容力にも限度があります。
「自分だけがダメで、周りの人はみんなスゴくて立派なんだ」と考えるのではなく、「自分以外の人も完璧ではないのかも。それぞれの事情の中で苦労しているのかも」という目線を持つことで初めて、相手のことを知ることができるようになるのです。
誰かに対してイライラする裏には、その相手に対する「これくらいやってくれるはずだ」といった期待があります。
しかし、相手も自分と同じ、完璧な人間などではないのであれば、その希望を察することも、実行することも難しいかもしれません。
他者に対して優しさを持つことが、ひいては自分を責めず、余裕をもって接することに繋がります。
周囲の人はエスパーじゃない
人がたくさん集まるような場所に行ったとき、あまり目立たぬよう、自分から言葉を発することなく飲食などだけ行い、時間が来たら帰るようにしている。なんてことはありませんか?
人づきあいに自信がない方は、このような行動になっていることが多いかもしれません。
しかし、実際には周囲の人間はエスパーではないので、自分から情報を発信していない相手のことは、当然ながら何もわかりません。
そして、よく知らない人とでも楽しく話せる人なんて、実際にはほんの一握りもいないのです。
自分は人づきあいが苦手だ、と考えている人は、無意識のうちに「周囲の人は優秀なんだから、自分が動かなくてもなにかをしてくれるはずだ」と期待していることが多くあります。
そのため、「話しかけてくれないのは自分がつまらない人間だからだ」といったように考えてしまい、どんどん自己肯定感を落としてしまうのです。
ですが実際には、周囲のコミュニケーションが得意そうに見える人たちも、人見知りをすることもあれば、よく知らない相手と楽しく話す自信はなかったりもします。
相手も自分と同じ、完璧じゃない人間なんだと考えて、自分から動いていかなければ、コミュニケーションは始まらないのです。
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