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コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「下向き矢印法で自分のスキーマを探す」

コミュニケーション「気になるニュース」

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていると雑談しやすいですよね!

利用者さんの意見

  •  8月6日は広島平和記念日
  •  猫大家さんが都内にもあると嬉しい
  •  東京最低賃金1163円
  •  みなとみらいの花火大会の火事

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、自分が持つスキーマを知るため、子どもの頃の経験とスキーマの関係性についてお話しました。

今回は、自分のスキーマを見つける方法の1つである、「下向き矢印法」についてご紹介します。

下向き矢印法で自分のスキーマを探す

JIBT-R質問用紙や、早期不適応的スキーマを知ることで、徐々に自分が持っているスキーマが見えてきたのではないかと思います。

今回は、さらに自分のスキーマについての理解を深めるために、「下向き矢印法」に挑戦してみます。

下向き矢印法とは、自分の持つ自動思考から遡っていくことで、スキーマを探す手法です。

場面場面で自分が咄嗟に思い浮かべる考えである自動思考は、スキーマの影響を受けています。

そのため、自分の自動思考に対して、「なぜそのように考えたのか」と深掘りしていくことで、スキーマを見つけることができるのです。

下向き矢印法の例

状況:上司に挨拶されなかった

自動思考:上司に相手にされない自分は無能であるに違いない

では、この自動思考が、どのような考えから浮かんできたのか、分析してみましょう。

なぜ無能であると上司に相手にされないのかというと、「無能であることはすごく恥ずかしい」と考えているためでした。

では、なぜ無能であることは恥ずかしいと考えているのかというと、「社会に必要な人間は有能な人間だけである」と考えているためでした。

では、なぜ社会に必要な人間は有能な人間だけであると考えているかというと、「人は常に有能でなければならない」と考えているためでした。

では、なぜ人は常に有能でなければならないと考えているかというと、「人はなんでも完璧にできないといけない」と考えているためでした。

さて、ここでさらになぜ人はなんでも完璧にできないといけないと考えているのかを分析してみたのですが、これ以上理由が出て来ません。

このように、「理由は出てこないが、とにかくそういうものなのだ」という考えに行き着いたら、それが自身の持つスキーマであると考えられます。

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