
第29回 教えて!リス太くん

みんなもケータイ依存症とかになってない?
現代社会で沢山の人が悩んでいる病気です。
依存とはある物事に異常なほど執着し、それなしでは我慢できないと言う状態になってしまった病気です。
有害な結果を招くにも関わらず、やめることが出来ない状態のことです。

中毒と呼ばれることもあります。
かつてはアルコール依存症・薬物依存症くらいしか指摘されていませんでした。
ギャンブル依存症で借金をしてしまう、薬物依存症で違法薬物がやめられなくなるなど、深刻な事態に陥ることがあります。
自身の生活や他人との関係に支障をきたしたり、健康に害を及ぼしたりします。
依存症の種類は多岐にわたります。
物質依存では薬物依存症やニコチン依存症、アルコール依存症などが代表的です。
物事に対する依存としてインターネット依存症・ゲーム依存症・恋愛依存症・性依存症・人に依存してしまう共依存などもあります。
多方面において依存症が認められており大きな社会問題にまで発展しています。
依存症には以下に挙げる4つの特色があります。
- 強迫的:やらずにはいられない
- 反復的:やめられず、繰り返す
- 衝動的:思いついたら、すぐ行動してしまう
- 貪欲的:こだわり、追求し、執拗に追い求める

「経過」について
治療に入る前の段階では、『自分は病気ではない』、『自分にはまったく問題などない』と言う人もいます。
治療過程でその人の動機に働きかけることによって考え方が変化することを「変化のステージモデル」と言われています。
依存症の人も自身の行動を振り返ったり、周囲の人の提言に耳を傾けたり、治療を受けたりなどすることによってステージを変えていきます。症状がステージとして進行します。
1.無関心
本人は問題行動に気づいていないので、行動を変えることを嫌がり現状を継続させようとします。
- 家庭生活や仕事に影響があるとは思っていないので、過度の飲酒を続ける
- 飲酒やギャンブルが問題だとは考えていない
- 治療等はまったく必要と思っていない

2.関心
自分が問題を抱えているという事実を認識します。
原因を見極め、可能な解決方法を真剣に考え始めます。
- 治療のための情報を集めるが講座や集会の参加申し込みに踏み切れない。
- どうすればよいかをおそらく知っているが、行動に移す準備が足りない。
- 家族が飲酒やギャンブルの話をすると怒る。
3.準備
変化する準備し始めます。
今にも行動に移そうとし、このままではいけないと思い家族や友人に相談します。
- 治療先を探し始める。
4.実行
外面的に最も目立った変化を見せる時期です。
準備してきた計画を実行に移します。
- 治療を受ける。
- 自宅に置いてあるお酒を一滴残らず捨てる。
- 断酒や節酒に取り組む。ギャンブルを止めることに取り組む。

5.維持
変化の最終ステージで行動変化を維持することは難しいが、努力し再発を何とか防ごうとします。
- 治療を継続し、安全な生活を維持する.
- 自助グループに参加し続ける。
「症状」について
依存症の症状は、身体に現れるもの以外に人間関係・家族関係・社会的問題などさまざまなところに現れてきます。
長期にわたる物質乱用は、個人の生活場面を破壊していきます。
①身体上の問題
身体的な耐性が形成されるため、アルコールや薬物を体や脳が欲求します。
離脱症状が現れるようになると、その苦しさを緩和するためにますます物質を必要とします。
肝硬変などの肝臓疾患、高血圧、癌の発症など、身体の損傷のほか、思考障害や記憶障害、認知機能低下など脳へのダメージもあります。
②人間関係の問題
イライラしすぎる、すぐにカッとなって腹を立てる。
暴言や暴力が出るなど、自分の感情の制御・コントロールがうまくできなくなる。
人間関係に支障が出るようになり、親しい関係を壊していくことが少なくありません。

③家族関係の問題
夫婦間での暴言・暴力、乱れた生活行動によって、一緒に生活する家族が疲弊します。
夫婦関係・親子関係に悪影響を及ぼし、離婚や子供の養育放棄や虐待の原因になります。

④社会的問題
物質の過量摂取は、失職、離婚、子供の教育への悪影響など、日常生活上での問題を生じ、住居・雇用・金銭をめぐる社会的トラブルも生じやすくなります。
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