
第36回 教えて!リス太くん

疲れたら、まずは十分に休息をとろう!
身体症状
こころの病気には様々な症状があります。
自分で気づきやすい症状と、自分では気づきにくく、家族など周りの人が先に気づく変化があります。
体がだるくて疲れがとれない、息苦しいなど、身体面の症状もあります。
疲労、全身倦怠感
~体がだるい、重い、疲れがとれない~
生体の3大警告信号・・・疲労・痛み・発熱を指します
人は疲れてくると
- 刺激に対する反応が鈍くなる
- 動作が緩慢で行動量が低下する
- 自律神経に異常が起こる
- 思考力が低下し注意力が緩慢になる

疲労には、身体的な疲れと精神的な疲れがあります。
「疲れているな」と感じたら、原因が肉体的なのか・精神的なものかを考えることが必要です。
生活環境の整備や栄養補給、適度な運動、定期的な休息などを日常生活の中で心がけていると、疲労の回復が早まるともいわれます。日常的に疲労を感じるようであれば、
体が休養を求めていると考え、ゆったりと過ごすことも大切です。

長時間の運動や仕事を続けると疲れが出てきます。
こうした疲労は末梢疲労と中枢性疲労に大きく分類することができます。
末梢疲労とは、運動を続けたときに起りやすい筋肉などの疲れのことで、中枢性疲労では、長時間の考え事や精神的な緊張状態が続いたときに、脳の調整能力が十分に働かなくなって疲労を感じている状態です。
疲労が休息や睡眠をとることで回復できる場合は、生理的な疲労であり、病的な疲労とは言えませんが、十分な休息をとっても疲労が回復しない、全身のだるさや倦怠感が長く続くときは、何らかの病気である可能性が考えられます。
こころの病気の中には身体症状を伴うものが決して少なくはありませんが、身体症状が長く続く場合には、まずは身体疾患の面から受診するのがよいでしょう。
疲労や全身の倦怠感が出てくる場合の主な身体疾患として、高血圧や貧血、糖尿病、悪性腫瘍など様々なものがあります。
疲労と関係が深いこころの病気には、うつ病だけではなく、統合失調症や適応障害、不安障害、身体表現性障害など様々な疾患が考えられます。
うつ病はエネルギーが消耗する病気だとよく言われます。
うつ傾向を示す病気にもいろいろな種類がありますが、大きなストレスを受けながらも、責任感の強さから懸命に頑張り過ぎた場合に、疲労が蓄積していると考えられます。
意欲が減退するとともに、倦怠感に覆われ、症状が重い場合には、疲労からまったく動けなくなることがあります。
非定型うつ病の特徴のひとつに鉛様麻痺という症状がありますが、これは体が鉛のように重く感じて、立ち上がるのにも苦労するほどの疲労感を覚える症状です。

統合失調症では、幻覚や妄想によって、緊張や不安が強くなり、そこから疲労が生じてくることも多いでしょう。
外出するだけで、いろいろな刺激に耐えられなくて、疲れてしまうことも少なくありません。
適応障害や不安障害等も同様に、不安や緊張の連続から、心身ともに疲れてしまうといったことが起こります。
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