発達障害ってどんな病気?
第47回 教えてリス太くん
今回からは発達障害に
ついて学んでいくよ~
発達障害とは
発達障害は、症状の特徴によりいくつかに分類されますが、
いくつかの発達障害を合併することもあります。
発達障害の原因は脳機能の障害とされていますが、
なぜ脳機能障害が起こるのかということは、はっきりとしていません。
発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、
成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、
生きにくさを感じることがあるかもしれません。精神障害や知能障害を伴う場合もあります。
発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手です。
また、その行動や態度は一見しても分かりづらいことから
「自分勝手」「わがまま」「変わった人」「困った人」と誤解され、敬遠されるなど、
他人からはなかなか理解されない傾向があります。
発達障害は、複数の障害が重なって現われることもありますし、
障害の程度や年齢(発達段階)、生活環境などによっても症状は違ってきます。
ひと言で発達障害といってもさまざまな症状があり、
複数の障害が合併し発達障害は多様であることを理解する必要があります。
「仕事に集中できない」「会議の内容をすぐに忘れてしまう」「コミュニケーションが苦手」といった症状から、
大人になってから初めて発達障害が発覚するケースが増えています。
何度注意されても直せないことで気を病んでしまい、「自分は何をやっても駄目なんだ」と、
自信の喪失、不登校、ひきこもり、うつ状態などの二次障害に発展する可能性も少なくありません。
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