その症状もしかして・・・うつ病?

 

第56回 教えてリス太くん

 

今週末の8月28日(日)は、第3回メンタルヘルス講座

「私のうつはなぜ治らない?~うつにもいろいろ、治し方もいろいろ~」

が開催されるよ!!!

そこで、今回はうつ病について見ていこう~

 

うつ病(鬱病)かどうか自分でチェックする方法

うつ病は疾患ですので、その診断は精神科医によって行われます。

そのため「今の自分の状態がうつ病なのがどうか知りたい」という場合、

精神科・心療内科を受診しないと正確な結果は出すことができません。

 

「こんな症状で受診していいのだろうか?」と考えて

受診を躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。

うつ病で言えば、落ち込んでいるとかやる気が出ないとか、

自信が持てないとか、消えてしまいたいなどをこころの症状と言いますが、

 

その症状によって「困っている」事、具体的に言えば精神的に大きな苦痛を受けていたり、

日常生活や社会生活に支障が出ている事があるのかどうかも重要な判断の指標です。

 

「こころの症状がある」

「それによって困っている・支障が出ている」

 

まずはこの二つの大前提を満たしているかどうかによって

受診の判断をされるのもよいのではないでしょうか。

 

診断基準に当てはまっているかをチェック

1 抑うつ気分

2 興味または喜びの著しい低下

3 食欲の増加または減少、体重の増加または減少(1か月で体重の5%以上の変化)

4 不眠または過眠

5 強い焦燥感または運動の静止

6 疲労感または気力が低下する

7 無価値感、または過剰・不適切な罪責感

8 思考力や集中力が低下する

9 死について繰り返し考える、自殺を計画するなど

 

これらの5つ以上が2週間のあいだほとんど毎日存在し、

またそれによって社会的・職業的に障害を引き起こしている場合

 

例えば、不眠の傾向があっても、それで対して困ってなければ当てはまりません。

不眠によって昼夜逆転しているとか、仕事のミスが増えているとか、

本人が著しい苦痛を感じているのであれば、当てはまると考えれられます。

期間も大切で、つらい事があった後、2,3日落ち込むのは正常な反応です。

うつ病の診断となるためには2週間以上、これらの症状が続いている事が条件になります

こころの症状によって「困っている」「生活に支障が出ている」事も重要です。

うつ病の確定診断は、精神科医の診察を受けないと出来ません。

そのため、うつ病のセルフチェックはあくまでも「うつ病の可能性が高いかどうか」と

判断するのに留まります。

 

 

うつ病のセルフチェックは、

1.こころの症状があって、それで困っているのかをチェック

2.うつ病の診断基準に当てはまるかをチェック

3.うつ病心理検査でチェック

以上3つが判断の材料として有用です。

これら全て「うつ病の可能性あり」と判定されるようであれば、

早めに精神科・心療内科で相談される事をおすすめします。

 

明日はもっと詳しくみていくよ~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です