探検家と冒険家の謎!


1965 年、同志社大学の遠征隊による世界初となるアマゾン川源流からの
ボート下りの成功、1970 年、冒険家の植村直己による北アメリカ最高峰
マッキンリー(6194m) 単独登頂成功、1989 年、海洋冒険家の堀江謙一に
よる世界最小の外洋ヨットで太平洋単独横断成功が、すべてこの日に
K君:ところで・・・
「冒険家」と「探検家」ってどう違うんだろ?
リス太:「冒険」と「探検」というそれぞれの言葉を辞書で引いてみると
探検→危険を冒して、未知の地域に踏み込み、実地に調べてみること。
冒険→危険を承知(不成功を覚悟の上)で行うこと。
「探検は、訪れた場所の地理、気候、文化などがどのようになっているのかを調べること」で
「冒険は、危険とわかっていることに対するチャレンジすること」に重きが置かれていると
言えるんじゃないかなぁ?
冒険家の仕事内容とは・・・?
K君:冒険家にはどんな種類があるの?
リス太:冒険家の種類は、冒険の目的と場所に
よってさまざま。
海という舞台で冒険をする冒険家は海洋冒険家
北極などの極地を冒険する冒険家は極地冒険家
冒険家は、スポンサーなどをつけて山を登ったり極地へと足を踏み入れたり海洋を調査したり、
一般的には行くのが困難だとされている場所へと踏み込み調査をするお仕事なんだよ。
必要な資金はどこから・・・?
K君:お金はどこから支払われるの?
リス太:冒険家の資金源はスポンサーからもらえる資金がほとんどなんだ!
シューズやバッグで有名な企業がスポンサーについた場合、
その会社の自慢の製品を無料で冒険家に支給。
その代わり旅にその装備を使ってもらうことで、
企業は自らの製品を宣伝できるんだ!
K君:「冒険家の○○も旅に愛用しているバッグ」と言われると、
製品のイメージも変わるし、余計に欲しくなっちゃうよね!
リス太:企業はイメージ戦略と自社製品をアピールできる、
そういったメリットがあるため、
宣伝費用のような感覚で冒険家に資金を提供するんだ。
K君:冒険家が冒険に成功すれば大きな宣伝になるし、
失敗したとしても企業側に損はないしね。
リス太:冒険家もスポンサーも損をしない感じに
なっているみたいだね。
K君:冒険そのものでお金を稼ぐのは難しいし、
それで暮らしていくのはかなりハードルが高いよね。
でもスポンサーがつけば安心!
リス太:冒険家になるためには・・・
まずは体力と、冒険や探検をしていくために必要な知識・技術を身につける必要があるね。
海外を冒険することも多くなるため、英語を中心に語学力を高めておけばいざというときに役立つはず。
冒険家には人一倍の探求心や熱意、困難に遭遇しても簡単には諦めない心、
強靭な精神力が求められるね。