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第64回 教えて!リス太くん

今日は知的障害について見ていくよ!
知的障害の原因って一体なんだろう?
知的障害になる原因とは?
発達障害というのは、主に先天性の脳機能の障害が原因となって、乳幼児期に生じる発達の遅れのことです。
知的能力の発達が平均よりも明らかに遅れ、「日常生活・計算や読み書きなどの学習面」において、支障が発達期(18歳頃)までに現れます。
何で脳機能の障害が起こってしまっているのかはハッキリとはわかっていません。
知的障害の約8割は「原因不明」であるとされています。
2割に関しては、染色体の異常などの先天性の知的障害や出産時の酸素不足やトラブル、乳幼児期の高熱などが原因となっています。
知的障害が重度であるほど原因が分かりやすいと言われていますが、それでもほとんどの原因は不明です。
「先天性・後天性」のもの
先天性の場合は「遺伝」が関係している場合、遺伝が影響したものは極めて少ないとされています。
『遺伝子異常』・「染色体異常」のもの
先天性による知的障害にはダウン症・自閉症などが挙げられ、遺伝子・染色体に異常が起こる原因不明です。

「出産時のトラブル」によるもの
出産時の医療事故・脳の圧迫・酸素不足など、出産をする際に起こるトラブルが障害の原因となることも考えらています。
「乳幼児期の感染症」によるもの
乳幼児期に髄膜炎・脳炎など脳感染症を発症で知的障害になる可能性や、脳外傷・脳出血・母親の風疹や梅毒への感染(胎児期)・鉛や水銀などの毒物に触れる…など、様々な要因があります。
何らかの「頭部外傷」によるもの
頭部外傷・脳腫瘍・脳の治療など、頭部に何らかの衝撃が与えられることも原因の1つだと考えられます。
知能指数(IQ) =
精神年齢(発達年齢) ÷ 生活年齢(実年齢) × 100
上記の式により、精神年齢(発達年齢)と生活年齢(実年齢)の比率をパーセンテージで算出しています。知的障害は「4段階」に分類されます。
知的障害の特徴
1段階「軽度知的障害」
軽度知的障害は、おおむねIQが50~70の知的障害をさします。
(IQが低いから知的障害だ、という訳ではないので参考程度にご覧下さい)
知的障害の約85%を占めているのが「軽度知的障害」です。
小学校高学年程度の知能を成人期までに身につけます。
成人後は適切な支援を受けながら生活し、家族を持つこと・簡単な仕事に就くことは出来るとされています。
軽度知的障害では特異的原因が特定出来ないことが多いです。
食事や衣服着脱、排せつなどの日常生活スキルには支障がありません。
言語の発達がゆっくりで、18歳以上でも小学生レベルの学力にとどまることが多いです。

軽度知的障害の特徴として
- 清潔、身だしなみに気を使う
- 簡単な文章での意思表示や理解が可能
- 漢字の習得が困難
- 集団参加や友達との交流は可能
2段階「中度知的障害」
中度知的障害は、おおむねIQが35~50の知的障害をさします。
知的障害の約10%を占めている「中度知的障害」。
言語能力の発達・運動能力の発達は遅れがあるがほとんどは言語を習得し、十分なコミュニケーションをとれるようになります。
最終的な学力は小学校2,3年生程度となり、身辺自立は部分的にはできますが、全てをこなすことは困難です。
適切な監督下にあって難しくない仕事であれば、段々とこなせるようになります。
中度知的障害のほとんどは器質的な原因が認められるようです。
中度知的障害の具体的な特徴
- 衣服の着脱はできるが、場合に合わせた選択・調整が困難
- お釣りの計算が苦手
- 新しい場所での移動・交通機関の利用は困難
- ひらがなでの読み書きはある程度可能

3段階「重度知的障害」
重度知的障害は、おおむねIQが20~35の知的障害をさします。
知的障害の約4%を占めていて、3~6歳の知能まで発達するため簡単な会話が出来ます。
言語・運動機能の発達が遅く、学習面ではひらがなの読み書き程度に留まります。
情緒の発達が未熟で、身の回りのことを一人で行うことは難しいので、衣食住には保護や介助が必要になる場合もあります。
決まった行動・簡単な繰り返しをすることが不可能であるため、常時の監督・保護が必要とされます。
器質的な病因(ダウン症・フェニルトン尿症・脆弱X症候群・レット障害などの遺伝的要因、幼児期の後天的要因、出生前の病気など)があるとされています。
重度知的障害の具体的な特徴
- おはしを使って、大体こぼさず食べられる
- 排便や生理の始末が困難。指示出しされればできる場合もある
- 簡単な挨拶や受け答え以外のコミュニケーションが苦手
- 体の汚れや服の乱れをあまり気にしない

4段階「 最重度知的障害」
最重度知的障害は、おおむねIQが20以下の知的障害をさします。
知的障害の約1~2%にあたるのが「最重度知的障害」。
言葉が発達することはなく、叫び声を出す程度にとどまることがほとんどです。
3歳未満の知能を身につけ、言葉を使ったコミュニケーションは困難ですが、
喜怒哀楽の表現は可能で、見慣れた人は覚えることが出来ます。
身の回りの処理は全くできず、親を区別して認識することが難しい場合もあります。
適切な訓練によって、簡単な単語を言えるようになるケースもあります。
運動機能の遅れに加えて、歩行も難しいことが多いです。
他の神経症状・身体障害・てんかんなどを伴うことが一般的で、常時の援助・世話が必要になります。
最重度知的障害の具体的な特徴
- 衣服の着脱ができない
- 失禁などをよくしてしまう
- 言葉がない。身振りや簡単な単語で意思表示をしようとすることもある
- 一人では食事ができない
「大人」の知的障害の特徴とは?
「スケジュールの管理」
脳細胞の発達が遅れることによって決断力に影響をきたしているためだと考えられています。
適当な時間・おおよその数字…などといった「曖昧な表現」を苦手。
スケジュールを伝える際には「具体的な数字・時間」を提示する。
仕事内容を覚えるのが困難
意味を理解するまでに時間がかかる。
仕事内容や手順をなかなか覚えられない。
記憶が苦手な方は覚えられないことを全てメモして机に貼っておく。
言葉の意味が分からない場合には図や写真にして教えてもらう。
失敗しても、ゆっくりでいいので少しずつ出来ることを増やしていき、自分に合った「やり方」を見つけることが大事です。

集団の中で孤立してしまう
「場の空気が読めない・暗黙の了解を理解出来ない」…そのせいで集団から孤立してしまう場合もあります。
落ち着きがない
じっとしていることが苦手で、イライラしてしまって順番待ちができません。
他にも意味もなく、ウロウロしてしまったり、貧乏ゆすりをしてしまったりします。
本人はこういった行動に自覚症状は全くありません。

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