白黒→カラーへ!

リス太:1960年(昭和35)年の今日、NHK・日本テレビ・ラジオ東京テレビ(現在のTBS)
・読売テレビ・朝日放送の5局がカラーテレビの本放送を開始したんだ!
K君:56年も前からカラーだったんだね・・・でもカラーじゃないテレビって想像できないや。
リス太:アメリカに次ぐ、世界で2番目のカラー放送だったんだ。
だけど、最初からずっと、カラー放送というわけではなく、
カラー放送時間も1日1時間程度だったんだって。
K君:当事のカラーテレビの値段っていくらだったの?
リス太:カラーテレビ受像機の価格は、17型で40万円程度・21型で50万円程度だそう。
K君:えっ?4…40万!!!!高ッ
リス太:そうだね!・・・当時学校の先生の初任給が月額1万円程度だったから、ぜいたく品だよねぇ
K君:カラーテレビが一般的になったのはいつ頃?
リス太:カラー放送時間の拡大と受信機価格の低廉化が進み、
全日カラー放送となったのは昭和48年以降。
白黒放送からカラー放送に移行するのに10年以上かかったんだよ。
そんなカラーテレビだけど、つい数年前に新たな放送の移行時期を迎えて、
アナログ放送からデジタル放送へ切り替わったよね。
リス太:ところで、K君。カラーテレビが発売されるまで15%の人間しか
カラーの夢を見ていなかったんだって。
それまでは殆どの人間が白黒の夢を見ていたらしいよ。
K君:へえー夢にまで関係していたのか!
ちなみに・・・
1964 年の東京オリンピックではスローモーションなど新しい技術が一斉に登場し「テレビオリンピック」と呼ばれたんだ。女子バレーボールの日本対ソ連との決勝戦は最高視聴率が95%を記録(すごい!)1973 年にはカラーテレビが白黒テレビの普及率を上回ったんだよ。