十五夜!

十五夜の意味と由来!あなたはちゃんと説明できますか?

「中秋の名月」や「芋の名月」といった呼び方があります。

十五夜とは旧暦の8月15日(現在の新暦9月15日)前後に訪れる

満月の日の事をそのように呼びます。

リス太:どうして十五夜って言うのか知ってる?

十五夜というのは「満月」のことを表していて、

新月から丸いお月さまになるまでが、およそ15日ほどかかるんだ。

それにちなんで十五夜と呼ばれるようになったんだよ。

K君:十五夜は9月15日って決まっているの?

リス太:十五夜は、正確に言うと毎年違う日なんだよ。

月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、

太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレがあって毎年ちがうんだ。

K君:十五夜っていつも満月なの?

リス太:十五夜というと満月のイメージだけど・・・

十五夜は必ずしも満月ではないんだ。

むしろ十五夜と満月は、1日前後ずれていることのほうが多いし、毎年変わるんだ。

 

ちなみに、ここ何年かの十五夜と満月の日は

 

2016年の十五夜は、9月15日 満月は、9月17日

2017年の十五夜は、10月4日 満月は、10月6日

2018年の十五夜は、9月24日 満月は、9月25日

これは月の満月になる周期に14日〜16日と振れ幅があるためなんだ。

近場で十五夜が満月だったのは2013年。

 

次回はなんと・・・2021年です。

 

K君:十五夜と言ったらお団子とすすきだよね?

リス太:お月見でよく目にする定番のセット、なぜ団子とススキなんだと思う?

K君:団子は丸いから?

リス太:そうだね。

お月見の日に団子を供える習慣は、江戸時代からと言われています。

お月見の時に「これからの収穫」を祈るという事で収穫物である米の団子を用意したのが

月見団子の由来だと考えられています。

お供えする団子は、月が満ちる姿(満月)に見立てて、米粉を丸めて作っているんだよ。

K君:ススキをお供えするのにも重要な意味があるんでしょ?

リス太:本来ならば月の神様の依り代は稲穂なんだけど、

この時期にはまだ稲穂が実る前だから稲穂にそっくりなススキを代わりとしてお供えしたんだって。

ススキは切り口が鋭いことから魔除けになるとも考えられているんだ。

 

その他、地域によっては団子ではなく、里芋やさつまいも、旬の果物、お神酒を添えたりするんだって。

K君:単においしそうだからお団子をお供えするという訳ではなかったんだね。

 

リス太:K君お月見はする?

K君:秋の美しい月を観賞しながら、秋の収穫に感謝をする行事だよね。

リス太:十五夜がある9月、10月は秋の長雨や台風シーズンと重なって残念ながら

晴天率はあまり高くないんだけど秋晴れも多く空が澄んで月が美しく見えるよね。

リス太:中国から伝わった月見を取り入れ、平安貴族が月見の宴を催して風雅を楽しむようになり、

やがて、月見が庶民に広がると、実りに感謝する行事にかわっていったんだ。

K君:十五夜には別の呼び名もあるの知っている?

 

中秋の名月:秋の真ん中に出る満月の意味

芋の名月:秋に収穫される芋類をお供えし、収穫を感謝する意味

リス太:芋類の収穫祝いをかねているため、「芋名月」という別名で呼ばれるようにもなったんだ。

十五夜に月見だんご、すすき、芋などの収穫物などを供えるのは、

さまざまな物事の結実に対して感謝と祈りを捧げる日本文化の特徴だね。

月の模様を「月でうさぎが餅をついている」と捉えるは、慈悲の心の象徴であり、

月に寄せる思いの深さが感じられるね。

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