あかりの歴史

 

 

今日、10月21日は「あかりの日」です!

K君:どうして今日があかりの日なの?

リス太:1879年10月21日にエジソンによって開発された白熱電球が、

40時間点灯する実用的なものだったから、その偉業を称えて制定されたんだって!

K君:あ、エジソンは知ってる!色んな発明をしたんだよね。電球もそうだったんだ。

リス太:う~ん、実は発明したのはエジソンではないんだけど、この話はまた後で!

あかりの日を制定したのは照明に関係する4団体で、照明の持っている意義を

改めて認識するとともに、「照明文化の向上による豊かな社会の創造とエネルギーの有効利用」

を目指してより良い照明の在り方について考えていきたいとの願いが込められているんだ。

 

あかりの歴史

リス太:人はこれまで、いろんなあかりを使ってきたよね。その歴史を振り返ってみよう!

 

1.【火】

火を使うようになって、人の生活は大きく変わりました。

はるか昔、火を使っていなかった頃は、夜は恐怖や寒さに震えなければいけませんでした。

しかし、火を手に入れたことによって、夜間の活動も可能となり、獣や虫除けにも効果を発揮しました。

さらには、火を使い始めたばかりの頃は火を起こすのが難しかったので、

集団で共有する必要があり、集団生活が発達する要因になったとも言われています。

 

 

2.【ローソク】

蝋や脂肪に木の皮などをを束ねた松明(たいまつ)から発達したものと考えられています。

古くはエジプト人やギリシャ人が使っていたそうで、

紀元前3世紀には存在してギリシャ末期に発見されたと考えられています。

日本では、奈良時代に中国から仏教と共に伝来したと言われています。

 

3.【ランプ】

ランプとは、元々は粘土を焼いて作った皿に植物油などを注いて、そこに灯心を載せて火を灯すことで

明かりを灯す照明器具でした。

「アラジン」に出てくるランプが、まさにそのタイプのランプです。

このランプが時代と共に変化していき、

ガラスや金属で作られた、我々にとっても馴染みのある形へとなっていきました。

4.【ガス灯】

世界で初めてガスが使われたのは1792年であると言われています。

イギリス技師が、石炭からできるガスを利用して、ガス灯を作ったそうです。

1810年代に世界最初のガス会社が設立されましたが、この頃は日本は鎖国中だったために伝わらず、

日本に伝わってきたのは1870年代でした。

 

5.【電球】

電球といえばトーマス・エジソンが作ったものとして知られていますが、

実は電球を発明したのはエジソンではなく、ジョゼフ・スワンという物理学者でした。

エジソンが行ったのは、あかりの日の元ともなった、1879年10月21日の白熱電球の実用化です。

フィラメントに炭素を使ったことや、電球の中を真空にすることで炭素が燃えないようにしたことが

エジソンの功績であると言われています。

また、白熱電球をより長時間発光させ続けるために、エジソンは色々な素材を試していたのですが、

偶然竹がフィラメントに適していることがわかり、日本の竹を使って1200時間もの

連続点灯に成功したと伝えられています。

 

 

6.【蛍光灯】

蛍光灯は、元をたどれば実は電球より前に遡ることができます。

1856年に、ガラス工であったハインリッヒ・ガイスラーという人物が、ドイツで作ったガイスラー管

と呼ばれるものが、蛍光灯の起源と考えられています。

ここから、蛍光性ガスの管への封入や、窒素、二酸化炭素、水銀などを使った

照明具などが作られ、今の蛍光灯へと近づいていきました。

ちなみに、電流戦争でエジソンと争っていたニコラ・テスラも

今の蛍光灯に繋がる研究をしていました。

蛍光灯の発明者として一般に知られているのはエトムント・ゲルマーというドイツの発明家です。

彼は、管を蛍光粉末で覆うことによって紫外線を白い光に変換できることを発見しました。

これによって現在まで使われている蛍光灯が形になったため、彼が蛍光灯の発明者だと言われています。

 

 

7.【LED】

LEDというとかなり最近できたものというイメージですが、その起源は1906年まで遡ることができます。

英国の科学者であるヘンリー・ジョセフ・ラウンドという人物が、炭化ケイ素の塊に電流を流すことで

黄色い発光が起こることを発見し、これが現在のLEDの元となりました。

いわゆるLEDが発明されたのは1962年のことです。ニック・ホロニアックという人物が

赤色LEDを発明し、そこから8年のうちには黄色、橙、黄緑などのLEDも作られました。

この時点ではまだLEDによって白色やフルカラーを発光させることはできませんでした。

そのために必要となっていたのが青色LEDなのですが、これには日本人が大きくかかわってきます。

1989年に青色LEDを開発したのは赤崎勇さんと天野浩さんという日本人であり、

1990年代前半には中村修二さんの協力もあって効率的な青色LEDが実用化されました。

これによって緑色LED、白色LEDなども開発され、あかりの歴史がまた大きく動いたのでした。

 

K君:人の生活の変化と一緒に、あかりもどんどん変化していったんだね

リス太:ローソクなどの火を使っていたものが第1世代、電球が第2世代、蛍光灯が第3世代、

そしてLEDは第4世代のあかりだなんて言われることもあるんだよ。

LEDは、それだけすごい発明だったんだ!