天ぷらVSかき揚げ!
今日、11月4日は「かき揚げの日」です!
11 月4 日は「かき揚げの日」。11 月11 日は「11」が細く長い麪に見えること
から「麺の日」となっているが、11 月4 日はカレンダー上で11 月11 日の上の
同じ曜日に位置する。かき揚げは、うどんやそばなどの麺類に乗せて食べられる
ことが多いことから、麺の日の上にある11 月4 日が「かき揚げの日」として選
ばれた。制定したのは、香川県三豊市に本社を置き、各種の冷凍食品の製造販売
を手がける株式会社「味のちぬや」で、サクサクとした食感と野菜などの具材の
美味しさで人気のかき揚げを多くの人に食べてもらうのことを目的としている。
K君:かき揚げと天ぷらって違うの?
リス太:天ぷらは、かきあげを含めた総称だと言う説と、
同じ揚げ物ではあるけどジャンルが違うという意見もあるんだ。
天ぷら→一つの具材ごとに、溶いた小麦粉をつけて揚げたもの。
但しインゲンやアスパラなどのようにもともと細いものはまとめて揚げる場合もある。
かき揚げ→具材を細く切って、溶いた小麦粉に混ぜて揚げたもの。
揚げ物の中には、素揚げ・唐揚げ・天ぷら・かき揚げ・さつま揚げ・・・
天ぷらの中には、海老天・ちくわ天、カボチャ天、ゴボウ天・・・
かき揚げの中には、海老かき揚げ・ゴボウかき揚げ・ミックスかき揚げ・・
K君:天ぷらにも関東風と関西風があるのかな?
リス太:関東風の天ぷらは、卵を入れた衣を胡麻油で揚げたもので、
こんがりキツネ色に仕上がるのが特徴。
関東では江戸前でとれた魚を天ぷらにしているので魚の臭みをとるために
胡麻油で揚げるようになった言われているんだ。
関西風の天ぷらは卵を入れない衣をサラダ油で揚げたもので、
白い天ぷらが特徴なんだ。
関西では野菜中心で自然の味を生かすため天つゆではなく
食塩をつけて食べるようになったと言われているんだよ。
K君:僕も調べたよ。天ぷらは日本古来の料理ではなく、
今から約400年前、鉄砲の伝来とともにポルトガルから長崎に伝わった南蛮料理なんだ。
リス太:えっ、そうなの? 日本料理だと思っていたよ。
K君:「天ぷら」はポルトガル語で「四季の斎日」を意味する
「テンポラ」が語源という説があるんだって。
リス太:「四季の斎日」と言うのは知っている。
季節のはじめの三日間にお祈りと節食をする習慣だよね?
K君:そうなんだよ。この期間中信者は肉を食べる事が禁じられ魚などに
小麦粉の衣を付けた料理を食べていたんだけど、
この料理が日本に伝わり「天ぷら」になったと言われているんだって。
リス太:16世紀の中頃というと当時の日本では油は灯火用の大変貴重なものだったよね。
K君:そうだよね、調理に大量の油を使用する天ぷらは高級品だよね。
リス太:江戸時代に入り油の生産が増えた事によって、
天ぷらは次第に庶民の大衆料理として広まっていったんだって。