リス太のビジネスマナー講座 -怒りを分析し、対処しよう-

前回までの内容はコチラ!

今日は、怒りを振り返ることで、分析してみよう!
怒りを分析・・・?
怒ってしまった時から時間を空けて、冷静になってから振り返ってみることで、その時の自分の気持ちや相手の感情を考えることができるようになるんだ。
実際にやってみようか。K君、電車が遅れて買い物ができなかったことで怒っていたみたいだけど、その時はどんな気持ちだった?
「たまにしかない買い物のチャンスだったのに」とか、「こんな時に電車が止まるなんて、ツイてない」って感じだったかな?
それじゃあ、相手の感情・・・については今回は特殊だけど、電車の運転手や駅員に対してはどうかな?
うぅ~ん、あの時は、つい「何をやっているんだ!」とか、「駅員ならなんとかしてよ!」みたいな風にも思っちゃったかも。
でも、駅員さんたちのせいで遅れたわけではなかったし、僕らへ説明をしたり、状況を確認したり、頑張ってくれてたんだよね。
うん、その調子。怒りを覚えてしまったその時に冷静な判断をするのは難しいけど、冷静になってから振り返ってみると、気づくこともあるよね。
それじゃあ、今度は想像してみて? 帰るのが遅れたのが会社で残業を頼まれたからだったとして、我慢できずにそこで周りに怒りをぶつけてしまったとしたら、どうなるかな?
少なくとも、その場での気分はスッキリするかな? でも、「このくらいで怒るなんて」とか、「すぐに怒る人なんだ」とかって、周りの人に思われちゃうかも・・・。
そうだね。怒った本人にとっては、我慢できないくらい怒りが溜まっていたとしても、周りの人にはそれがわからないから、「些細なことで怒る人」とレッテルを貼られてしまうかもしれないし、翌日はきっととても行き辛くなってしまうよね。
冷静な状態で想像すると、怒らない方が良いことばかりだなって感じるけど、怒りが溜まっている時には、そんな判断できないかも・・・。
怒りをコントロールして、自分が伝えたいことを、冷静に、しっかりと人に伝えられるようになろう!

 

気持ちの切り替え

それじゃあそろそろ、「怒りの抑え方」について考えてみよう。
そうそう!それが知りたかったんだった!
怒りを抑えるための効果的な方法は、まず1つ、環境を変えることだね
環境を変える?
うん。気分を変えるために、化粧室に行って顔を洗うとか、給茶機コーナーに行ってお茶を飲むとか、自販機で飲み物を買って飲むとか・・・。
もちろん、席を立っても大丈夫なときにしかできない方法だけど、怒りを覚えたその場から離れることは、気持ちを切り替える基本なんだ。
なるほど。気持ちの切り替えかあ・・・。もしも、席を外すことができない場面だったらどうすればいいかな?
うーん、そうだね。その場合は、常備している飲み物を飲むことなどで、気持ちを切り替えるきっかけを作るといいよ。
何かを飲むのは、気持ちを切り替えるきっかけになるんだね。
他にも、考え方を変えたり、別のことを思い浮かべたりなど、気持ちを切り替える方法はたくさんあるから、いろいろと試してみて、自分に合った方法を見つけよう!

 

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