リス太のビジネスマナー講座 職種を知ろう! ~SE・プログラマー編①~

前回までの内容はコチラ!

エンジニアの仕事についての話は前回まででおしまい!
・・・なんだけど、K君、前々回にエンジニアと聞いて何を思い浮かべるか聞いたときに、なんて答えてくれたか覚えてる?
えーっと、機械を作ったりしている仕事ってイメージだけど、ソフトウェアの開発をしている人のイメージもある・・・って感じだったかな?
うんうん。そのうち、機械を作る仕事っていうのは、前回まで説明したエンジニアに含まれるけど、ソフトウェアの開発については、また少し違った仕事になるんだ。
今回からは、ソフトウェアの開発などに関わる仕事、「システムエンジニア(SE)」と「プログラマー」について紹介するよ!

 

SE・プログラマーに必要なスキル

SEやプログラマーは技術職と呼ばれる職種で、まず、情報系の基礎教養を身に着けていることが必要になるよ。
それは、どうやって身につければいいの?
一番確実なのは、理工・情報系の大学や専門学校で学ぶことだね。
仕事によって必要とされる知識は違うけど、様々な専門知識が必要になったり、新しい技術が出てきたりもするから、就職してからも勉強を続けていく必要があるんだ。
新しい技術だからこそ、どんどん変化していくのに対応しないといけないんだね。
それから、システム開発者としての資格もあったほうがいいね。
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、システムアーキテクト試験などなど、情報系の資格は数多くあるんだ。
大変だけど、専門的な知識を身につければ、それだけできることも増えていくね!
プログラムは、数千、数万行に渡ることもあるから、そのコードを読み解いて理解していくための忍耐力なんかも必要になるよ。
数千!数万! 普段何気なく使っているモノでも、その仕組みを理解するのは大変だ!
あとはそうだね。トラブルの対応を行うことも多いから、柔軟に考える力も必要になるし、時には顧客に提案を行ったり、交渉する必要があることも・・・。
仕事によっては、黙々とコードを打ち込んでいくだけじゃなくって、コミュニケーション能力が必要になることもあるんだね。
もちろん、プログラミングを書いていくのがメインの仕事もあるけど、開発プロジェクトを指揮するようなSEであれば、表現力やコミュニケーション能力も求められるので、自分の適性も考えて選んでいく必要があるよ!

 

まずはプログラムの解析から!

SEやプログラマーになったら、さっそくプログラムの作成をすることになるのかな?
うーん、多くの場合は、最初はプログラムの作成ではなく、解析からになるかな。
解析?
うん。SEやプログラマーの仕事には、新しくシステムを作るだけじゃなくて、既知のシステムに不具合が起きた時に、その原因を特定して改修、再稼働させることが含まれるんだ。
そのために、その職場が手掛けたシステムの仕様や内部構造、運用方法を熟知する必要があるんだよ。
なるほど! プログラムの修正を依頼された時にも、その機能がプログラムのどこにあるのかや、要求が実現できるのかわかるようにしないといけないもんね。
そのシステムを制作した人ならわかることだけど、大きなシステムは納入後にその保守やメンテナンスの担当から制作した本人が外れることもあるから、自分の作ったものでなくともシステム全体を見通せるようにならないといけないんだ。
ふむふむ。プログラムの解析って言うのは、具体的にはどういう風にやればいいの?
仕様書などのドキュメントとプログラムのソースコードを見比べながら、プログラムの処理と実際の動作を紐づけていく・・・んだけど
ソースコードもドキュメントも膨大な量になるから、始めは何から見て行けばいいかもわからず、戸惑うこともあるかもしれないね。
目に見える部分、表示部分やインターフェースの動作から内部での処理をちょっとずつ追いかけて行って・・・すごく大変だ!
それから、システムには業務の内容が直接関わってくるから、納入先の企業の業務内容についても知っておかないといけないね。
根気強く、大量で複雑な情報に向き合っていく力が必要なんだね。
そうなんだ。でも、これを乗り越えていければ、既存のプログラムに使われているテクニックや、システムの構成、その構築の手順もわかってくるから頑張ろう!

 

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