リス太のビジネスマナー講座 ~”スピードが求められる”ってどれくらい?/企業に求められることは?~

前回までの内容はコチラ!

リス太くん!今日は聞きたいことがあったんだよ!
どんなことかな?
よく、「仕事にはスピードが求められる」って言うでしょ? この、スピードっていうのはどれくらいあれば良いことになるのかを教えてほしいんだ。
うーん、なるほど。それなら今日は、その話から始めよう!

 

どれくらいの”スピード”が求められる?

仕事内容や職場によって期待されるスピードは異なるけれど、目安としては”平均的”なスピードを目指すことかな。
平均的かあ。その職場で働くからには、周りの人と同じくらいのスピードではできることを期待される、っていうことだね。
とはいえ、具体例があった方がわかりやすいよね? そうだなあ、じゃあ今日は、経理の仕事と、工場の生産ラインの仕事を例に説明しよう!
やった! よろしくお願いします!

 

経理業務に求められるスピード

経理業務って言うと、主な仕事は数値を入力していくこと、だよね?
そうだね。もちろん、未経験なのに最初から熟練者と同じスピードを求められる、なんてことはないけれど、数か月もしたら平均的なスピードで入力ができることを期待されるかな。
ふむふむ。仕事に慣れて来るころには、周りと同じくらいのスピードでできるようにしていかないといけないんだね。
あくまで参考だけれど、人材派遣会社が公開している派遣登録の目安があるんだ。
それによれば、データ入力に求められるスピードは10分で文字入力100字、数字は200タッチだそうだよ。
おお、なるほど! 実際には、自分の働く職場に合わせていく必要があるね。

 

工場の生産ライン業務に求められるスピード

さて、次に工場の生産ライン業務についてだけど、スピードのことを考えるにあたって、経理の業務とは大きく違うことがあるんだけど、なんだかわかる?
ええっ?うーん・・・なんだろう?
答えは、複数人が同じ機械を使って作業をするということだよ。
ベルトコンベアの速度を、1人のために遅くしたり、停止したりしたら大きな損失に繋がってしまうからね。
そっか! 数値の入力などの仕事であれば、スピードに合わせて分担できるけど、生産ラインの仕事ではそういうわけにはいかないんだね。
そうなんだ。その分、実際の作業はすぐに覚えられるようなものである場合がほとんどだけど、始めのうちから、周りの人にスピードを合わせる必要があるから気を付けよう!

 

職場のルールや基準に合わせよう!

さて、仕事に求められるスピードについてはわかったかな?
うん!
その他、例えば電話応対が多い職場であれば1コール以内に、あるいは3コール以内に電話に出ること・・・などなど、職場によって決められているルールや基準などがある場合もあるから、とにかく速くしないと!って考えるよりも、周囲に合わせていくことが大事だよ!

 

企業に求められるのはどんなこと?

スピードについてはわかったよ!
一緒に聞きたいんだけど、スピード意外に、企業が求めているのってどんなことかな?
うーん、そうだね。よく言われるものとしては、「明るくてコミュニケーション能力がある」「前向き」「パソコンのスキルがある」なんていうところかな?
ふむふむ。他にもあるの?
あとは、こんなことが求められているよ。
  • 働きたいという意欲を表明する
  • 任された仕事をこなす能力と体力がある
  • 自分で体調管理ができる
  • 上司や先輩の指導を受け入れて成長していける
  • 仕事を進めるうえで必要なコミュニケーションがとれる
  • 会社に方針変更があったとしても新しい方針に従うことができる
  • 周囲と意見を調整しながら仕事を円滑に進めていける
  • 清潔感のある身だしなみを心掛けている
なるほど・・・参考にするよ!
自分が企業から求められていることを考えて、それに応えられるようにしよう!

 

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