リス太のビジネスマナー講座 ~「パソコンができる」って、具体的にはどれくらい?~

前回までの内容はコチラ!

さて、仕事、英語と「できるとはどれくらいのスキルのことか」について話してきたわけだけど、今日はどうしようか。
それじゃあ、今日は「パソコン」がいいな!
「パソコンができる」っていう言葉についてだね?
そうそう、例えば、僕は大学でWordで作成したレポートを提出していたからWordはある程度使えるんだけど、これは「パソコンができる」と言っていいレベルなのかな?
よし!じゃあ今日はその話をしていくとしよう!

 

「パソコンができる」って、何ができることを言うの?

それじゃあK君が言っていた「Wordはある程度使える」っていう状態のことだけど、残念ながら、それだけだと「パソコンができる」という言葉で期待されているスキルがあるとは言えないかな。
むぅ、それは残念。何が足りないんだろう?
まず、前提の話として、職場で行うパソコン作業の多くはWordではなくExcelを使用するんだ。
あー、そっか。単純な文章の作成だけじゃなくて、計算をしたり、グラフを作ったり、なんてこともできないといけないんだね。
それから、仕事でパソコンを使う時には、誰かに使い方を質問したり、マニュアル本を広げて使い方を調べたりすることなく自分で基本操作を行えれば、一般操作ができると言えるんじゃないかな。
確かに、それならWordで簡単な文章が作れるだけの僕では力不足だね・・・。
実際のところ、職場によって求められるパソコンのレベルや内容は異なるんだけど、目安としてレベルを分けてみようか。
それは嬉しいな。お願いします!

パソコンスキルのレベル

さて、物品を扱う企業を元に考えてみようか。このような企業には、簡単なOS端末での受発注をメインとする営業事務があるんだけど、ここのデータ入力であれば、「初級」程度のレベルになるかな。
ふむふむ。
一方で、数字を多く取り扱って、データのグラフ化や報告書の作成も必要となる部門であれば「中級」レベルのスキルが求められることになるよ。
これは例えば一般事務などだけど、膨大な量のデータを管理する部門であればマクロの仕様が求められることもあるだろうね。
おおー、なんだか一気にレベルが上がったみたいだ。
そして、「上級」レベルのスキルが求められるのが広報やマーケティングなどの部門だね。
これらの部門では、収集したデータをExcelでどのように管理するかを考える必要が出てくるんだ。
どんな部門でどれくらいのレベルが求められるのかはわかったよ!
でも、「初級」とか「中級」っていうのは、どんな風に分かれているんだろう?
もちろん説明するよ!それぞれのレベルは、概ねこんな感じ!

 

初級 ・売上数字などの入力や修正ができる。
・作成した表に罫線を引き、色や網掛けをして見やすく加工ができる。
・”SUM”や”AVERAGE”などの簡単な関数を利用し、作成した表をもとにグラフの作成ができる。
中級 ・与えられた数字を加工して資料を用意できる。
・VLOOKUP関数など、高度な関数を使用して、データの集計ができる。
・ピポットテーブルでクロス集計ができる。
上級 ・複数の文章と複数のグラスを組み合わせて企画書などの作成ができる。
・マクロを使って特定の操作手順をプログラムとして記述して自動化しておくことができる。
・関数を使用してデータの検索、抽出、統合ができ、複数の要素が含まれた高度なグラフを作成できる。

 

就職する前に、ある程度はパソコンができるようにしておいた方がよさそうだね。
そうだね。MOSの資格を取っておくのもいいと思うよ。
ようし、早速勉強してみるよ!

 

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