心理学を学ぼう!第十五回 社会適応に影響を及ぼす禁止令について 6月5日
新聞読解「漂白バイト 農村救う 人手不足が生んだ出会い」
本日の新聞読解のトピックは、「農業バイト」についてでした。
以下、記事の要約です。
細る日本の農業に思わぬところから助っ人が現れた。
都会での生活にはなじめず、将来に惑う20代、30代が全国の農村を渡り歩く。
様々な事情を抱えながら人手不足の現場を支える「農業バイト」の数は3万人ともいわれる。
切り開かれた三間に、背丈ほどの樹木が列になって約800本並んでいる。
愛媛県の最南端、愛南町にある松本洋さんのミカン畑。
1.2ヘクタールの廃園を買い取って造成し、特産の河内晩柑の苗木を植えてから20年になる。
枝切り、防虫、施肥に摘花・・・。営農は年間を通じて切れ目がない
。収穫期の3月に採れる果実の量は約60トン。
農機具は使えず、家族とパート7~8人の人力が頼りだ。
この記事に対する利用者さんの感想・意見
- 海外生活はしてみたいと思った。
- 過ごしやすい環境でバイトをするのは賢いと思った。
- 雇用保険など充実すれば需要が増えると感じた。
- 少しでも人手不足が解消されればいいと思った。
などの意見がでました。
子供世代に可能性が見いだせたら良いですね
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
今回は、5つのコラムについてやりました。
5つのコラム
自動思考に含まれる認知の歪みを探す練習が終わったので、今日は5つのコラムについてやりました。
第1のコラムから第3のコラムまでで自動思考を見つけましたが、続く第4、第5のコラムでは、その自動思考の根拠と反証を考えます。
根拠とは自動思考を裏付ける事実、反証とは自動思考と矛盾する事実を指します。
他の人であればどう考えるか、10年後に同じ体験をしたらどう考えるか、何か見逃していることはないか、などと自分に問いかけながら探していきますが、この時重要なのが、ここで書き出すのはあくまで事実のみである、ということです。
例えば、「私は○○さんに嫌われている」とか、「職場のみんなに○○と思われている」といったものは、事実ではなく自分がそう考えている事柄です。
あくまで、自分がどう思っているかではなく、事実のみを挙げるようにしてください。
心理学講座『社会適応に影響を及ぼす禁止令について』
就労移行支援事業所リスタートの今日の教養講座は外部講師による心理学講座です!
テーマは、「社会適応に影響を及ぼす禁止令について」でした。
人生脚本…自分の経験がいつの間にか人生の脚本となってしまい、知らぬ間に自分に対して禁止令を出しているかもしれません。
例えば、「勝手なことをするな」などと親に言われて育つと、何も実行できなくなってしまう、いわゆる受け身人間になってしまいます。
他にも、
・「本当は男の子が欲しかった」
→自分に自信が持てなくなる
・「お兄さんなんだから、お姉さんなんだから我慢しなさい」
→ひとりで何でもかかえてしまう、相談ができない
・「辛くても泣きごと言わないの」
→感情をうまく表現できない
・「親の言うことを聞きなさい」
→自分で考えるのをやめてしまう
・「成功しても褒めてもらえない」
→何事も完成させようとしない
など、親に言われて育ってきたこと、経験が自分の人生の脚本となってしまい、現在の悩みに繋がっている可能性があります。
「じゃあ、全部親のせいだ!」ではなく、その脚本を変えていかなければなりません。
禁止令が書かれている脚本は書きかえることができるのです。
原因がわかったのでいい改善法を見つけていけるといいですね。
次回は、7月3日(火)「心理検査と性格因子」という内容です!