自己分析講座「もし、自分に制限がなかったら」

新聞読解「世の役に立つ「財産」築く 「特別扱いは子どものためにならない」」

本日の新聞読解のトピックは、「難民キャンプと特別扱い」についてでした。
以下、記事の要約です。

中東のヨルダンにあるパレスチナ難民キャンプを取材したときのこと。

別れ際、中学生の少女が「勉強するために参考書が欲しい」と言うではありませんか。

そこで、その子に参考書を渡そうとしたら、難民キャンプの子どもたちを世話している人たちに止められました。

「特定の子どもを特別扱いすれば、ほかの子どもたちからいじめを受けるかもしれません。決して子どものためにならないのです」

パレスチナ難民は国連パレスチナ難民救済事業機関が支援しています。

第一次中東戦争で家や故郷を失った難民はおよそ100万人でしたが、その後、難民は増え続け、現在では500万人の世話をするまでになりました。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 地元を出ていくために英語を覚えるのは悲しいと思った。
  • 現実は厳しいと感じた。
  • 難民の数が増えたのが気になった。
  • 学ぶことは大事なことなんだと改めて理解した。

学ぶチャンスが来たらしっかり学んでいきたいですね。

自己分析講座

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、金曜午後は2グループに分かれて自己分析講座をやっています。

今回は、もし自分に制限がなかったら何がしたいかについて発表してもらいました。

これまでの人生の様々な経験を通して、「本当はこんなことをやってみたいけど、みんなから笑われるのではないか、嫌われるのではないか」といったように、自分で自分にブレーキをかける経験をしてきたのではないかと思います。

今回は、そんな心のブレーキを外してみました。

「もし何の制限もなかったら」どうするでしょうか。

「自分にはできない」「お金がない」「手伝ってくれる人がいない」「遠い」「誰もやったことがない」「空想上のこと」など、一切の制限は考えず、自分の本当にやりたいことを考えてみます。

もしも、何の制限もなくやりたいことができるとしたら何をしますか?

それをすることで、どんな感情を味わえますか?

どんな自分だったら、それができますか?

利用者さんの回答

三世帯住宅を作りたい

安心感や満足感を得ることができる。
住宅を建てられるだけのお金と、周囲の理解を得られる自分であればそれができる。

漫画家になりたい

好きなことを仕事にできる、という充実感を得ることができる。
構成力や画力、また売り込みのためのプレゼン能力などを身につけた自分であればそれができる。

ネットゲームで活躍したり、様々なアイテムを手に入れたい。

好きなことをして、そこで活躍しているという幸福感を味わうことができる。
チャットなどで様々な人とやり取りをするためのコミュニケーション能力と、ネットゲームに使っても大丈夫なくらいお金を稼ぎつつ、自分の時間も持つことができるような仕事についた自分であればそれができる。

イラストを仕事にしたい

自分の好きなことを仕事にして、さらに自分のスキルを伸ばすことで充実感や満足感を得ることができる。
諦めず、努力をし続ける自分であればそれができる。

 

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