認知行動療法講座「スキーマの修正」/ 就活対策「志望動機について」
新聞読解「増税時の軽減税率について」
以下、記事の要約です。
2019年の消費税増税と合わせて、食料品などの税率を8%に据え置く「軽減税率制度」も合わせて導入される。
これに伴い、レジや受発注システムなど売り手側のシステム改修が必要となる。
しかし、まだ小売店や企業側での準備は万全とは言えず、政府は早期対応を促している。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- どうせ増税するなら単純に10%増税でいいのでは?
- 食品は非課税にし、ぜいたく品に多く課税すべきだと思う。
- 政府には対応表を配布してほしい。
- コンビニ等で、持ち帰りすると言いつつ、イートインにしてしまう人がいそう。
- システム更新費用で店がつぶれてしまいそう。
- 国が対応レジを配ったほうがいいとおもう。
早く課題をクリアしてほしいですね。
認知行動療法講座「スキーマの修正」
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
今日の講座で認知行動療法講座は1度終わりとなります。
来週からは、再び第一回の内容を取り上げて、繰り返し講座を進めていきます。
今回は最終回ということで、スキーマの探し方、修正方法について復習したほか、PDL(ポジティブ・データ・ログ)の紹介をしました。
PDL(ポジティブ・データ・ログ)
時間がかかっても、古いスキーマとは決別して、新しいスキーマを信じ、定着させていく必要があります。
PDL(ポジティブ・データ・ログ)は、新しいスキーマの根拠となることを、1日1行ずつ記録する方法です。
記録する出来事は、どんなに些細なことでも構いません。
「こんなことは誰にでもできる」といった自己批判的な視点を持ち続けていると、低い自己評価からは抜け出せません。
うまくいったこと、うれしかったことなどを、素直に書き留めていきましょう。
例題
古いスキーマ:私は誰からも必要とされない人間だ。
新しいスキーマ:私のことを必要とする人、好きだと言う人は何人もいる。
○月○日 | 職場の同僚からランチに誘われた |
→私と一緒に食事をしたり、話したいと言う人が職場にもいる。 | ○月○日 | 実家の母から電話があり、「たまには顔を見せてね」と言われた。 |
→私のことをいつも気にかけ、会いたがっている両親もいる。 | ○月○日 | 上司が帰り際に、「月曜のプレゼン、頼むね」と言った |
→上司に信頼され、大切な仕事を任されている。 | ○月○日 | 公園に犬の散歩に出かけたら、顔見知りの犬の飼い主に話しかけられた。 |
→たまにしか会わなくても、私のことを覚えていて、好感を持ってくれている人がいる。 |
就活対策『長所と短所、強み・弱み』
就活対策は、
・時事問題、
・マナー講座、
・面接練習、
という3本立てです。
今日の面接練習のテーマは「どうしてこの会社に入ろうと思ったの?/志望動機について」でした。
前回に引き続き、実際の面接では必ず問われるテーマです。
この質問は、面接企業の志望度合をはかるため、また、本人のやりたいこと・できることとのミスマッチを防ぐために行われます。
給料や休日など福利厚生部分ばかりだったり、
前職の嫌だった点ばかりだったりする返答はNGです。
また、履歴書の志望動機欄との相違も防ぐ必要があります。
履歴書には簡潔に書いて、その詳細・補足を面接で話す、というように同じ軸であることが大切です。
コツとしては、
・○○という経験・スキル・性格を、
・○○という御社の風土・業務で、
・○○という形で貢献していきたい・実現していきたい、
という3点法。
上記3点をうまくまとめられるよう、トレーニングをしていきましょう。
さらに、独学など主体的にやってきたこと・社風・業界の現状を踏まえることと、
貢献したい・学びたいことの具体性をもっておくこともコツです。
今回は、下記6つの職種から応募したい企業を選び、志望動機を作ってみてもらいました。
・リスタートでの事務・経理の仕事
・健康食品会社のコールセンター・顧客対応
・運送会社の出荷・梱包など軽作業
・ドラッグストアの販売・営業
・アパレルのマーケティング・企画
・WEB・チラシ等のデザイン会社
みなさんはうまくイメージできましたか?
利用者さんに発表していただいた一例を掲載します。
「店舗運営で培った接客とコミュニケーションのスキルを活かし、お客様がどのような商品を求めているのかを正確に把握、的確な対応をしていきたいと考えています。
先輩方からも学ぶこともふまえ、独自で思いやりのある店舗づくりをしていきたいです」
これまで頑張ってきたこと、これから任せたいことを、面接官が具体的にイメージできそうですね!