認知行動療法講座「コラム法」/ 就活対策「休日は何をしていますか②」

新聞読解「「#平成最後」SNS投稿の盛り上がりについて」

以下、記事の要約です。

SNSでは「平成最後の○○」という投稿があふれている。

調査会社がツイートを無作為抽出したところ、「平成最後」から始まるハッシュタグは20万件。実際の投稿数はその10倍はあるとみられる。

毎年開催しているイベントも「平成ファイナル」と打ち出したところ問い合わせが例年の1.5倍。

平成最後という言葉には特別感があるとともに、同時代を過ごした人々に一体感を感じさせているようだ。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • カレンダー会社などは、「早く新しい元号を発表してほしい」と思っているだろう。
  • 社会が「○○最後」という言葉に敏感になるようにさせている。
  • 平成しか知らないのでよくわからない
  • 元号が変わるのは正直面倒なところもある

「平成最後」という言葉は、何かの記念のように感じますね!

認知行動療法講座「コラム法」

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

前回、問題リストを作成して、抱えている問題を明確化し、解決順序を考えました。

問題が分かったら、実際にその問題に挑戦していけば良いのですが、ここでスムーズに行動に移れない場合があります。

なぜなら、悲観的な考えから自分の行動を決めつけたり、他人の考えを一方的に推測してしまうことで、行動や気分がマイナスに向かってしまうからです。

こんなときに役に立つのが、「コラム法」です。

コラム法

ストレスが溜まっていると1つの考え方に囚われてしまい、気持ちを楽にしたり、効果的な解決法を見つけることができなくなってしまいます。

そのような時には、マイナス思考の悪循環を断ち切る必要があります。

しかし、だからと言って単にプラス思考をすればいいというわけではありません。

認知行動療法は、マイナス思考をプラス思考に変えるのが目的というわけではなく、問題解決に役立つ、現実的で柔軟な考え方ができるようになることが目的です。

そのためには、気持ちが動揺した時の自動思考に注目し、現実的なものに変えていく必要があります。

今回は、7つのコラムと呼ばれる方法によって自動思考に挑戦していきます。

まず最初のステップでは、第1のコラム「状況」、第2のコラム「気分」第3のコラム「自動思考」を埋めていきます。

第1のコラム「状況」

第1のコラムには、気持ちが動揺したりつらくなったりした時の状況を書き込みます。

できる限り具体的に書いたほうが、後々自動思考を考えたり、根拠と反証を挙げるときに楽になります。

5W1Hを埋めるように意識して書くと良いでしょう。

第2のコラム「気分」

第2のコラムには、第1のコラムで挙げた状況で、どのような気分になったかを書き込みます。

このとき、「憂うつ」「不安」「怒り」などのように、1単語で表現するようにしてください。

文章が浮かんだ場合、それは気分ではなく、第3のコラムで扱う自動思考と混ざっている可能性が高いのです。

また、書いた気分について、その強さを100段階で表してください。

第3のコラム「自動思考」

第3のコラムには、第2のコラムで書いた気分になった原因となる自動思考を書き込みます。

強い感情を抱いたり、何かに反応して激しい行動を取ったとき、その直前に浮かんでいた考えやイメージ、記憶などや、こんなことが起こるのではないか、と心配していたことなどに注目すると、見つけやすいかもしれません。

 

就活対策『休日は何をしていますか②』

就活対策はいつも
・時事問題
・ビジネスマナー講座
・面接返答練習
という3本立てです。

今日の面接練習のテーマは「休日は何をしていますか?」ということで、前回に引き続き、休日の過ごし方についての答え方です。

まだ面接練習をしていない利用者さんに参加してもらい、実際の面接を模した形でやってみました!

今回、利用者さんから出たのはこんな答えでした!

  • テレビゲーム。子供のころからやっていたので身近。
  • 旅行。地元にない美味しいもの、景色を楽しむのは心の栄養になる。
  • 友達とのコミュニケーション。一緒にボルダリングに行くことも。
  • ギター。「リスタートでロールプレイングしたよ」などと歌にするとストレス解消になる。
  • スポーツ観戦。選手との距離が近い2軍の試合は安くいい試合が見られる。

「ほかにも趣味はありますか?」という面接官側からの質問に対しても、みなさん返答できていました。

「もっと話してみたい」と思わせられるよう、簡潔に話して、面接官から質問されたときにとっておきを出す、というテクニックもあります。

模擬面接の場を使って練習していきましょう!