ワークショップ「高齢者向けのお弁当を考える」/就活SST「選択理論の復習」

新聞読解「異世界への一句求めて」

以下、記事の要約です。

「旅人の国も知らざる紅葉哉」「ひざらしや紅葉かつ散り水に傷」

若手最強俳人といわれる大塚さんは、約一年前のNHKドキュメンタリー番組で、北海道大学が開発した俳句の人口知能(AI)に「人類代表」として挑み、勝利した。

「紅葉」を題にAIが創った句が前者、後者が大塚さんの句だ。

AIの俳句は「言葉をとっぴな組み合わせで選ぶ」と面白さを話す一方、「ある言葉の後に、この言葉が続きやすいという確率を学習し、その枠内でしか俳句を創らないので既視感がある」と弱点を語る。

さらに「助詞の使い方が甘い」とも。

俳句AIの実力はまだまだ人間に及ばないと指摘する平成生まれの東大生俳人は、どうして俳句に関わることになったのか。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 好きなことを続けていけば仕事になるんだなと思った。
  • AIの弱点についてしっかり考えられているなと感じた。
  • アプリで俳句を管理しているのには驚いた。
  • 俳句はどうしても年配の方をイメージしてしまう。

若い世代への俳句の広がりに期待したいですね!

就活SST

『き』で始まる家にあると便利なものといえば?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

「刻みネギ」「切手」「昨日のカレー」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

Aグループ「給湯器」

家になくても問題はないものの、あれば便利なものが集まりましたが、選ばれたのは今の時期にこそほしい給湯器でした!

選択理論

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

月曜日の就活SSTは、大きく間が空いてしまったので、復習をしていきましょう。

今SSTで扱っているのは、「選択理論」と呼ばれる考え方についてです。

これは、あらゆる行動について、コントロールすることができるのはその行動を起こす本人だけである、という内的コントロールとも呼ばれる考え方です。

これに対して、他人の行動をコントロールできる、という考え方のことを外的コントロールと呼びますが、人は外的コントロールを使われると不快に感じる傾向があります。

内的コントロールに基づいた考え方をすることで、人間関係をスムーズにすることができます。

コントロールできる行動、できない行動

さて、人の行動は、大きく4つにわけることができます。

実際に動いて何かをする「行為」、何かを考える「思考」、嬉しい、悲しいなどと感じる「感情」、汗をかく、呼吸をするなどの「身体反応」ですね。

このうち、直接コントロールができるのは、「行為」と「思考」の2つだけです。

しかし、「感情」と「身体反応」もコントロールが不可能なわけではなく、間接的にであればコントロールすることができます。

裏を返せば、「落ち込み」「不安」「怒り」といった感情も自分でコントロールが可能であり、他者によってコントロールされるものではないのです。

感情のコントロール

自分でコントロールできると言っても、マイナスの感情に陥ること自体が悪いというわけではありません。

「落ち込み」「不安」「怒り」といった感情にも、その感情を選択することによるメリットがあり、だからこそとっさのタイミングでそれらの感情を選択しているとも考えられます。

ですから重要なのは、それを選ぶことによるメリットとデメリット、どちらのほうが大きいのかを考えることです。

その感情を選択した直後には選ぶことによるメリットがあっても、だんだんとデメリットのほうが大きくなっていくようであれば、そのタイミングで自分の意志で感情をコントロールすることができます。

ちょっとしたことでもすぐにマイナスの感情が浮かび、それが自分を邪魔しているとすれば、その時は元となっている考え方を見直せばよいのです。

人は他者を変えることはできず、自分を変えられるのは自分だけです。

誰かに言われたから変えるのではなく、自分にとっての最良を考えることが、結果的に生きやすくなることに繋がるはずです。

ワークショップ「高齢者向けのお弁当を考える」

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「高齢者向けのお弁当を考える」です。

利用者さんの回答

Aグループ:

Aグループは「栄養価が高く、スーパーで買えて、自活に役立つお弁当」をテーマに考えました。

糖分を控えめにし、高齢者が摂りにくいタンパク質を重視したお弁当で、あらかじめ火の通った、金平ごぼう、豆腐ハンバーグ、カロリーオフのマヨネーズを使ったサラダ、などがメニューです。

価格は3日分で1500円とリーズナブルですが、懸念点として、ずっとおなじおかずが続くこと、またレシピがないと作れない場合もあることが挙げられました。

Bグループ

Bグループは、持っている病気や年齢によって内容を変えたお弁当を作る、という意見でした。

特にユニークなのが、廃校を借りて、そこを調理場兼食堂として運営する、という意見です。

教室ごとに分かれて弁当を食べることができるため、同年代の人達によるコミュニケーションの場としても使ってもらう、ということでした。

弁当の値段は500円程度に抑える一方で、外部の人向けに800円程度で別の弁当も販売するというように、実際の営業形態についても考えてくれました。

スタッフからのコメント

グループ分け後に各自シンキングタイムがあります。

それぞれで出る意見が異なりますが、何を重視していくのか、何をテーマ・コンセプトに据えていくのか、うまくまとめていくのは難しいことです。

共通点を探してまとめたり、似ている意見を合体させたり、進行役をはじめ参加者全員の協力が不可欠ですね。

今後も意識していきたいですね!

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