
就活SSTとは
SSTとは、「ソーシャルスキル・トレーニング」の略称です。
では、ソーシャルスキル・・・社会のスキルとはなんでしょうか?
社会生活を送る中で問題となることは、ほぼすべて対人関係に関わることです。
仕事によってコミュニケーションの多い・少ないはあるものの、同じ職場で働く仲間も顧客もいなければ仕事として成立しません。
営業などの「話すことが仕事」というような職種でなくても、人間関係を避けて社会生活を送るというのは、容易なことではないのです。
そこで、SSTのプログラムでは、社会で問題なく生活ができるようにするために、人間関係を壊さず、良好に保つための方法をお伝えしています。
面接の場や実習などでソーシャルスキルを発揮することで就職に繋げるために「就活SST」という講座名になっていますが、SSTの本質はむしろその後、1つの職場で極力ストレスを受けず、長く働けるようになることにあると言えます。
プログラムの内容
現在、就活SSTは、前半と後半の2つの内容に分かれています。
前半

前半は、「非言語的コミュニケーション」についてや「会話を続ける方法」、「頼み方」、「断り方」といった、直接的なコミュニケーションの考え方やテクニックについての講座になっています。
その中でも、リスタートでは「アサーション」というものを重要視しています。
アサーションは、「自分も相手も大切にするコミュニケーション」とも表現することができます。
アサーションの考え方では、相手に自分の考えを押し付けることも、自分が言いたいこと、やりたいことを飲み込んで相手の言う通りにすることも、良いコミュニケーションとは言えません。
双方が歩み寄り、互いに納得ができるようにするために、必要なことは伝え、しかし相手のことを蔑ろにすることもないように気を付けることで、良好な人間関係を築いていくことができるのです。
後半

後半は、「選択理論」と呼ばれる考え方に基づき、「内的統制」と「外的統制」についての講座となります。
「内的統制」とは、自分の行動はすべて自分で選択している、という考え方です。
一方で「外的統制」は、他者の行動に干渉し、コントロールすることができると考えます。
しかし、他者の行動をコントロールすることは、本当に可能なのでしょうか?
「外的統制」の考え方に従うのであれば、「電話が来た」という外部からの刺激に対して、「電話に出る」という行動が起きることになります。
しかし、電話が来たからと言って、必ずそれに出るでしょうか?
「電車内だから出るのはやめておく」「電話番号から営業の電話だと思ったのであえて出ない」と言ったように、外部から刺激を受けても、選択するのはあくまで本人なのです。
この考え方を知ることで、他者と考えが食い違ったときや自分に理解できない行動を起こされたときの対処法、さらには自分自身のマイナスな感情に対処する方法などを身に着けることができます。
リスタートのプログラム
リスタートのプログラムはすべて自由参加です。
その日の体調等に応じて参加を決めることが可能です!

その他のプログラムについても下記記事で見てみてくださいね!
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