ワークショップ「雪を見たことがない人に説明するには」/就活SST「マイナスに働く創造性」

新聞読解「40億人革新の先頭に 未踏の領域」

以下、記事の要約です。

アジアの発展が新たな局面に入った。

先進国の背中を追うだけの時代は過ぎ、時に革新の先頭に立つ場面も出てきた。

世界の人口の半分という「数」の潜在力を解き放ち、自らの台頭が引き起こす新たな試練をも克服しながら、古いアジア像を超えていけるか。

タイの果物の産地チャンタブリ県。

ドリアン農場を営むルン・スパロートさんの生活はここ数年で一変した。

輸出用の需要が急増し、価格は3倍に高騰して「ドリアンが金塊に化けた」。

2018年の収穫期の収入は約一億円に達した。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 数に頼った方法は、一歩間違うとピンチになり得る
  • 果たしてうまくいくのか
  • まとめるのは難しいと思う
  • 欧米とアジアとではビジネスの違いがある

アジア諸国の発展は喜ばしいですね!

就活SST

『と』で始まる外国の人にウケるお土産は?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

「東京バナナ」「とんがりコーン」「東京タワーの模型」「とらやのようかん」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

Aグループ「ドラゴンボールの東京オリンピックコラボグッズ」

海外人気が高いドラゴンボールと、まさに今の時期話題の東京オリンピックの意見が合体しました!

選択理論

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

前回は、「創造性」について話しました。

創造性とは、行動の結果、求めるものが得られなかったときに、新しい選択肢を生み出す働きです。

例えば、電車が止まっていたことで「遅刻せずに会社に行く」ことができないとわかると、どんなことを考えるでしょうか?

「とりあえず会社に連絡しよう」「ほかのルートでいけないか調べよう」「タクシーで行こう」といった様に、普段はしていない行動が選択肢に上ってくるのではないかと思います。

これが、創造性が働いている状態なのです。

マイナスに働く創造性

一方で、創造性にはマイナスに働くこともあります。

例えば、仕事で失敗してしまったときなどに、落ち込んだり、会社に行かなくなったり、暴飲暴食して憂さ晴らしをしたり、といった選択をしてしまう人もいるかもしれません。

これらの選択も、創造性が働いた結果作り出された選択肢であると言えます。

創造性によって選択される行動は、客観的に見た善悪などは関係なく、その時の自分にとっての最善の行動として選択されます。

そのため、周囲から見たら効果的ではなかったり、良い方法とは思えなくとも、本人にとって、苦痛感情がもたらすストレスを回避し、紛らわせるための最善の行動が選択されてしまうのです。

これは、創造性によって導き出される選択肢が、あくまでその人の知識から導き出されるものに限定されていることが原因です。

例えば、電車が遅れていたとしても、会社に他の路線を使っていけるということを知らなければ、別の路線を調べることもしないのではないでしょうか。

同じように、仕事で失敗したときに、会社に行かないことで自分の身を守ることしか知らなかったり、ストレスの解消方法を暴飲暴食しか知らないのであれば、無意識のうちにそれを選んでしまうのです。

これを防ぐためには、知識を増やし、取れる対処法を増やしておくことが重要です。

自分が困った状況について、周りの人にどんな退所をしているか聞いてみたり、調べてみたりすることが、創造性をコントロールすることに繋がります。

創造性は自分にとって最善の行動を選び取る働きであるため、より自分にとって良い選択肢を用意することができれば、そちらを選ぶようになるはずです。

ワークショップ「雪を見たことがない人に説明するには」

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「雪を見たことがない人に説明するには」です。

利用者さんの回答

Aグループ : 「雪」のイメージ、原理、機能

「雪」のイメージからの説明でした。

白くて冷たくてふわふわしているもの。

冬になり大気が冷たくなると、上空の雨が凍って空から降ってきます。

個体なので地面などで積み重なり、また温かくなると溶けて水になり、飲み水にもなります。

機能・メリットとして、積み重なった雪を固めて家を作ったり、像を作ったりできる点。

デメリットとして、積み重なると重くなり、雪崩などの災害につながることもあります。

Bグループ : 概念、イメージ、どんなことができるか

Bグループはターゲットの設定から行いました。

全く雪を見たことはないが、科学的知識はある人に向けて説明することを想定しました。

どう形成されて降ってくるものなのかという概念、

五感からくる、冷たいなどの雪のイメージ、

さらに、スキーなどのスポーツ、ゆきかきなどを、映像・画像などを用い説明します。

スタッフからのコメント

「空から降ってくる白いもの」という説明では、雪を知っている我々にのみしか伝わりません。

イメージ、目的・機能、類似例を合わせて説明することによって、全く知らない人にでも伝わる説明ができますね。

全く知らない人に何かを説明する機会は、今後も出てきます。

相手にうまく伝えるためにはどういう情報が必要なのか、考える練習をしていきたいですね!

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